USBオーディオキットのその後の話でも少々。
クリスタルオシレータを内蔵して劇的に音の抜けがよくなったが、抜けが良くなり過ぎてしまっていた。逆に中域が薄くて、音楽を聴いた気がしないのだ。多分これは駆動するヘッドフォンとの相性も大きく、うちの場合ドンシャリ系ヘッドフォンの代表であるSONY MDR-Z900と組み合わせると言う事情がある。
そこで今夜は、もう少々チューニングを試みた。
基板⇒ヘッドフォンジャックの間は銀線を使っていたが、このワイヤーをヴィンテージモノに取り替えてみた。
- 銀線(オヤイデ)5cm・・・高域の抜けが鮮やかだが、中域が弱い(デフォ)。
- ギャビットワイヤー単線(海神無線)5cm・・・中低域が相当濃い。弦楽は色気あり良いが、モヤツキが強い灰汁のある音。
- ソリッド単線(海神無線)5cm・・・中域がスモーキーになるが、熱い中低域を聞かせる。いい傾向。
- ソリッド5cm⇒銀線5cm・・・遊びでさっきの二本を繋いでみた。モヤモヤな音に変な色付けがついて駄目。
- 銀線5cm⇒ソリッド5cm・・・更にやけくそで逆順に繋いだら、驚いた。適度な高域の抜けと中低域がうまく出せているようだ。とりあえず採用。
だいぶよくなったが、もう後一歩と言う所か。
しかし繋ぐ順で音の傾向が変わるのが不思議。