「やさしいビジネス英語」と「ビジネス英会話」の話。(3)

(従前)まあ、いろいろなことが、あった・・・(森本レオさん風)
らしく、ここでまさかの杉田敏先生再登板となる。*1

• 今あらためてテキストを読むと、田中宏昌先生・日向清人先生の講座もまた、プロモ・交渉といったビジネスで即使えそうな実践的トレーニングが中心で、かなり良かった。しかし杉田先生路線のビジネス英会話番組を求めている保守的な聴取者(ファン？)にとって、両先生の講座はあまり好評でなかったのかもしれない。*2
• きっといろんなご意見が当時リスナー・制作スタッフからあったのだろう。「ビジネス英会話」はいずれにしろ、ファン層(ガチ勢？)が居る、一種の「杉田先生冠番組」だった訳だ。

杉田敏先生の「ビジネス英会話」Season 2 (2004年10月～2008年3月)

2004年10月に杉田先生再登板(1年半ぶり)。「お待たせいたしました！」でええんか。

その後。

以降、2007年度末まで同タイトルの講座が続く。
＃2008年3月号は惜しくも行方不明。
後継「実践ビジネス英語」は2021年3月末まで。*3
ご参考：人気ラジオ講座「実践ビジネス英語」33年の歴史に幕。
＃1944年神田のお生まれ。つまり今年、数え年で傘寿か。お元気だなぁ。


そして2023年現在も先生は季刊「杉田敏の現代ビジネス英語」として、ラジオ放送ではないが、新シリーズを提供し続けている。
「杉田敏の現代ビジネス英語」無料リスニングページ 2023年度 | NHK出版
杉田敏先生の講座は元々2002年度末で終わるはずだったのだ。まさかその20年余後も(媒体を変えつつも、しかも先生の「冠番組」として)続いているとは、当時いったいだれが予想しえただろうか。

僕はもう新シリーズを聞いてはいない。

しかしテキストを開くと学びや発見があるので、古いテキストを時々iPadで開いて読むことにしている。
20年前、既に在宅勤務やスローフードを話題にしてたりするんだぜ。

*1:この時期の経緯に関する「噂」は複数ルートから聞いている。しかしそれらの間で整合性が取れずどれも信頼に足らないので、ここには書かない。噂を信じちゃいけないよ。

*2:後継講座である現「ラジオビジネス英語」は、田中先生・日向先生の路線だと思う

*3:僕の場合、2009年度以降のテキストはずいぶんしばらく買っておらず、また聴取が生活のルーチンでなくなってしまった。というのも、欧州でリアル「ビジネス英語を実践」することになったため。