7時起床。
掃除洗濯お片付けに午前中を溶かす。
午後。時間はない、それでも
決死のポンバシ。
- マルツはまさに閉店作業中。淋しくなるねえ。無価値ながらくたと判定されたモノを店頭無料配布してた。
- とはいえ塩ビパイプなので、アンテナ資材に使えそ・・・いやゴミだな。
- マルツやなんかよりも五階〇貨店とか日本橋〇店会あたりの方が今にも朽ちそうなのに。あっちはどういうビジネスモデルで成り立ってるんだろうな。
そして何より今日は、ナニワネジ。
今週突然、関西の自作界隈に激震が走った。
「ネジのナニワ」が順次閉店。ネジ屋の店舗は5月末に閉まる・・・というのだ*1
ナニワネジは、紛う方なき「ポンバシ最重要なネジやさん」であり、建物は日本橋電気街界隈の中心・堺筋に面するアイコンとも言える。
長年プロはもちろん、雑誌片手のいがぐり小僧から、工作数寄者と、あらゆる層に頼りにされ、愛されてきた。
今日は最後のお礼とご挨拶を兼ねて巡礼。僕はこのために時間をこじ開けた。
建物老朽化を閉店理由に挙げてはいたが、きっとそれだけでもなかろう。
ネジってのは、「使い慣れた規格のもの」ならオンラインでだって買える。しかし実際に工作に興じていると、サイズや材質など、実物を見ないと合うかピンと来ないシチュエーションはままあるのだ。
見て喋って買う、古き良き電気街の名残がここにはあった。
やはり今日は、お会計に客が殺到している。
レジの周囲は、おっちゃん方が口々に「ここ閉まったら、ホンマどこ行けばええねや」などと言いつつ、お世話になりましたと挨拶する、あったかい空間となっていた。
もう間も無く閉まる店の佇まいを目に焼き付け、後にした。
僕の部屋や稲葉山城に在庫してるネジ・ナット・ボルト類の8割以上は、ナニワネジ店頭で手に入れたものだ。電子工作だけではなく、アンテナ資材としても重要。や、マジな話、特殊なネジ欲しくなったらどうすんだよこれから。
夕方。
仕事に戻る。
BGMはNHK R2で古典購読。今年度は阿仏尼「うたたね」。
十六夜日記は流石に読んだことあるけど、「うたたね」は初めて。
なかなか聞けていないが録りためてあるので、時間ができたらまとめて聞こう。
夜。
半額神降臨少し前の時間のスーパーで、夕食を調達しようとした。
すると目の前で、喧噪にまぎれ小さな惣菜数パックを抱えて豪快にレジスルーして出ていく女とすれ違った。20代後半ぐらいに見えた。巻き込まれたくはないので、通報したりする気は起きなかった。
「タダ」は半額より安いのだろうが、軽犯罪以外の何物でもない。貧する日本を肌身で感じた。
寝る前。
クライアントサーバーモデルがクラウドになり、CIがブランディングになり、オフィスオートメーションがDXになっただけだ。新しい名前をつければ、中身は前のアプローチと大差なかろうとも、改めてキャッシュを社会から引き出せる。
*1:工具の店舗はもうちょい継続するらしい