(従前) Pi ZeroのBluetooth PANは、不自由なネットワーク環境を救う。
iPadからPAN (Personal Area Network)で直接Pi Zeroにアクセスできるのは、実はなかなか魅力的だ。
ネットに機器がそれぞれぶら下がってはいても、ホテル・カフェ・公衆LANなど、クライアント間の通信に制限がかかってたり、付与されたIPがお互い確かめにくい場合ってよくある。
しかしPi ZeroにPANを構築しておけば、遅いなりにPi ZeroにアクセスできてSSHでterminal作業できる。
いや、ここでは、書籍をピアツーピアで落としてこれるのだ。
256GBのmicroSDカードに、現行Pi Zero環境を移し替える。
現在使用中のPi Zero環境は、32GBのmicro SDカードに構築されており、headless前提でSSH, VNC, Samba, DLNA, WebDAV, PANなど一通り使える状態にある。
リヌックス環境を普通に使う分には、32GBは十分すぎる空間。しかし雑多なファイルをぶっこむことを想定した読書NASとしては、少々心許ない。
まずはPi ZeroにUSBカードリーダーを挿し、新しい256GBのmicro SDカードを認識させた。
SD Card Copierというラズパイ用カードコピーアプリケーションがある。
ラズパイで実行し、パーティションをまるっとコピー。
参考:Raspberry Pi OS を含むSDカードデータのコピー
SD Card Copierが素敵なのは、「32GBなら32GBのSDカードから同サイズデッドコピーを*1作る」のではなくて、「コピー先の*2ルートパーティションを最大化した形で、現行環境を移行できる」ってことだ。
従い、クラッシュ対策の環境バックアップとして有用なのは勿論、今回のように、同一ソフトウェア環境のままストレージを増やしたいケースにはとても便利。
新micro SDカードをPi Zero本体に挿して起動。
いやっほう、/(ルート)が220GB以上も空いてる。広大なパーティションができたぞい。
(つづく)