駄目社員はむの日記

USO800 certified.

iPad読書を軽くするPJ (2) Pi Zeroで読書NASを作る。

(従前) Pi ZeroのBluetooth PANは、不自由なネットワーク環境を救う。

iPadからPAN (Personal Area Network)で直接Pi Zeroにアクセスできるのは、実はなかなか魅力的だ。
ネットに機器がそれぞれぶら下がってはいても、ホテル・カフェ・公衆LANなど、クライアント間の通信に制限がかかってたり、付与されたIPがお互い確かめにくい場合ってよくある。


しかしPi ZeroにPANを構築しておけば、遅いなりにPi ZeroにアクセスできてSSHでterminal作業できる。
いや、ここでは、書籍をピアツーピアで落としてこれるのだ。

256GBのmicroSDカードに、現行Pi Zero環境を移し替える。

現在使用中のPi Zero環境は、32GBのmicro SDカードに構築されており、headless前提でSSH, VNC, Samba, DLNA, WebDAV, PANなど一通り使える状態にある。
リヌックス環境を普通に使う分には、32GBは十分すぎる空間。しかし雑多なファイルをぶっこむことを想定した読書NASとしては、少々心許ない。



まずはPi ZeroにUSBカードリーダーを挿し、新しい256GBのmicro SDカードを認識させた。

SD Card Copierというラズパイ用カードコピーアプリケーションがある。


ラズパイで実行し、パーティションをまるっとコピー。
参考:Raspberry Pi OS を含むSDカードデータのコピー


SD Card Copierが素敵なのは、「32GBなら32GBのSDカードから同サイズデッドコピーを*1作る」のではなくて、「コピー先の*2ルートパーティションを最大化した形で、現行環境を移行できる」ってことだ。
従い、クラッシュ対策の環境バックアップとして有用なのは勿論、今回のように、同一ソフトウェア環境のままストレージを増やしたいケースにはとても便利。

新micro SDカードをPi Zero本体に挿して起動。


いやっほう、/(ルート)が220GB以上も空いてる。広大なパーティションができたぞい。
(つづく)

*1:昔のパーティションのddみたく

*2:通常は、より大容量な新カードの