はじめに。
暑い。暑くて死にそうだ。
しかしお盆前に一度は歩きたい。加えて言うならば、行ったことない街道を歩いてみたい。
折しも18きっぷハイシーズン。せっかくだから毎度おなじみ近鉄&南海ではなくJRで行けるところを目指したいのだ。
- 上記両方を満たす行き先として、昨年の「湖の辺の道」に続き滋賀シリーズ第二弾「朝鮮人街道」を選択した。
- 現在は「朝鮮人」というフレーズに複雑な思いをお持ちのかたもあろうけど、少なくとも分断される前までは「朝鮮人」で違和感なかっただろう。中華の冊封体制の下、李氏朝鮮が当時どんな政治的・文化的立ち位置で、来る方・世話する方それぞれどのような損得・思惑があったのかは謎であるが、すくなくとも江戸期の通信使は、日本でまさに大歓迎されたのだと言う。
余計な話はいいからとっとと歩けと?あーはいはい。
彦根が起点。
いかにもな18キッパーは、そんなに乗車していなかった。
7時半過ぎ下車。結構な街だ。住み良さそうな印象を受ける。
さて、今日の暑さの中どこまで行けるかな?琵琶湖近辺道歩きをはじめます。
厳密な意味で朝鮮人街道の起点ではないのだろうけど、アクセスの関係でここになった。
彦根城、よらないわけには。
彦根城といえば、大老井伊直弼を輩出したことでおなじみ、井伊家代々の居城である。
彦根駅から道標の通りに進めば、市役所の横を通り、護国神社を経て、10分足らずで彦根城に着ける。
宗安寺と朝鮮人街道。
キャッスルロードに面した宗安寺。浄土宗って、お武家の仏教って感じするよね。
そしてここは、朝鮮通信使でも高位の方々が逗留したお宿となっていたらしい。
御参考:資料紹介 朝鮮通信使関係資料/彦根市
とりあえず、彦根城宙域を後にする。
(つづく)
*1:むしろ古称なほうの地域名を用いる方が、キャッスル何ちゃらより素敵なのではなかろうか。