駄目社員はむの日記

USO800 certified.

14MHz帯用ピーク可変バンドパスフィルターを作る (3)

最適化。結局トロイダルコアに頼った。


空芯コイルが危ういので、素直にT68-2(赤)で巻いたら、安定した。

調整は、NanoVNAのお世話になる。

パチモン濫造しまくる深圳付近の連中のお陰で、僕ら一ユーザーは安くて便利なハードで特性評価可能。オープンソースだからって作者への利益還元もしない、クソ中華業者ドモに感謝だ。



まずT68-2 14Tでテストしたら、想定通りパスバンドが低すぎた。13Tにへらしたら、大体バリコンを半分入れた(センター)あたりで14MHz付近にピークが来た。
その他、固定コンデンサの値はオリジナル通りでバッチリだった。

大体完成。



インサーションロス-3dB、パスバンド300kHz程度。

や、おそろしく設計通りだ。再現性いいにも程がある。


昔のアマチュア無線家は、自作したフィルター特性を評価できるでもなく、エイヤーで使っていたのだ。
今はリアルタイムかつグラフィカルに表示させながら、特性を追い込める。ホント、いい時代になった。