駄目社員はむの日記

USO800 certified.

竹内街道周辺を(過度に)味わい尽くす!(2)

竹内街道へのショートカットを歩いている。

途中、奥の細道の舞台となったとおぼしきところとか、気になる場所を通りすぎた。
なお葛城市内と思われる。というか二上山駅もそうかと思ってたが、二上山駅香芝市だったのか。

史跡の丘とは?

そしてそろそろ竹内街道かなと思ったところに、「史跡の丘」はあった。


そのざっくりした命名はいったい。というか草叢の急斜面登れとな?(Yes/eXecute/Force)

あたりは明らかに古墳。



モコモコと墳墓だらけだった。新沢千塚古墳群ほどではないまでも、円墳いっぱい。



面妖な・・・

野外劇場まである。いや、講演会場か?
うーん、大したものが発掘されなくて考古学的な価値はいまいち、観光や地元施設用に開発したけれどあまり利用されず・・・で放棄されたのだろうか。



別の入口を見つけた。あー竹内古墳群ってやつなのかー。
竹内古墳群・史跡の丘(たけのうちこふんぐん・しせきのおか)/葛城市
嗚呼、努力の残骸、公園開発の夢の跡・・・

0920何とか竹内街道にエンカウント。




やたー。これから本日のメインエベント、旧街道歩きが始まります。
竹内街道の起点である長尾神社に行けないのは少し残念だが、また次があるさ。



この標識が出たら、しばらくは一本道だ。ぼんやりあるこう。

街道の風情すなあ。

街道をゆく(すぐおわる)。

実に旧街道してる風景。そして路面はかなり濡れており、昨晩まで雨がそれなりに降ってた模様。

ただし今日は、やけにどぶさらいや草刈りをしている人を見かける。
そういえば當麻寺の界隈でも町内会総出という感じで排水溝の清掃をしていた。たぶん葛城市の?一斉清掃日的な日なのだろう。




車道に行きあたると、竹内峠のてっぺん付近。そこを越えると、河内国、いや大阪府太子町だった。


車道に完全に塗りつぶされたパートの竹内街道は、国道166号なのである。しばし歩く。近ツ飛鳥の地域か。

前回取りこぼした「竹内街道歴史資料館」に入る。


admission feeは200円。小部屋2つの小ぢんまりした展示館だが、飛鳥時代まで歴史の表舞台であったこの界隈と、街道の歴史を学べる。



街道紹介ビデオをフルに観た。
竹内街道は「大道(だいどう)」と呼ぶのがふさわしいという。そして「遣隋使で交通の重要性を学んだから、だだっ広い道幅の官道を作った」との説明は、言いすぎのような気がするが、ケレン味があっていいぞ!ここは考古学の博物館ではないのだから、アグレッシヴにガンガンいったれ!

街道沿いにある、孝徳天皇陵にも寄る。



件の「乙巳の変」で天皇の位ゲットした曰く付きの御仁である。
しかしその後首謀者連中と不和になり、はしごを外され、最後はぼっちにされて憤死した・・・という話まであるので、よほどあつかい難い神輿だったのかもしれず。


石段を登っていくとみささぎの拝所がある。

それにしても、参道はあるのになぜか正面から参拝できないあたり、なにやら意図的なものがある。
(つづく)