駄目社員はむの日記

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桜なき吉野、宮滝、そして芋峠 (1) 吉野駅~宮滝

今日の目的。

芋峠(芋ヶ峠とも)は、幾度も吉野へ(飛鳥朝廷から離宮の吉野まで)通ったことでも知られる持統天皇が、その行幸に使用したとされるルート。これをメインディッシュに、吉野から明日香村方向へ、つづら折りの坂を歩いてみようというのだアムロ

近鉄吉野駅周辺を早々と後にする。



近畿自然歩道の標識を見つけ、舗装された道を歩く。林道歩き気分ですな。
大雨の翌日ということこともあり、路面がぬれてるのが少し歩きにくい。

如意輪寺へ。


まずは如意輪寺へ。チープな標識に後醍醐天皇とかしれっと登場しやがりますよ!
って、後醍醐天皇といえば14cの南朝=「吉野朝廷」じゃないか。
己が日本史知識のあまりのなさにただただ呆れる。大覚寺統 vs. 持明院統とかってたぶん30年ぶりぐらいに大脳の奥底から引っ張り出した。




石畳→山道→階段と参道が足の疲労を誘い、一休さんのお寺の様な山門をくぐり、本堂ご対面。

宮滝を目指す。


如意輪寺から、「宮滝」というこの辺では有名な滝を目指そう。
本堂右奥、更に山を登る。んー登りっぱなしだな。


いや、そもそも吉野は山中。はっ・・・ウォーキングというより山歩きになるのでは!(今頃気づきますか)

そこそこによく整備されたコースを歩く。
稚児松地蔵などのマイルストーンをクリア。杉木立をゆったり歩く贅沢なウォーキングコースかもしれず。

象の小川と高滝。

その後、山中に入る。いきなり本気トレッキング。


一部鎖場があったり、濡れたコケでこけそうになったり、結構ガチトレッキングに近づく。途中からウォーキングコースの範疇でなくなっていた。




象の小川(さきのおがわ)と呼ばれる川のそばを歩くことになる。そして高滝のすぐそばを通過。

なかなかの滝の風景だ。横に噴射しているかのように見える猛烈な水流。滝つぼそばまで行けるそうだ・・・僕はその気分ではない。
山中で渓谷を見下ろしながら歩けるという点においては魅力度は高い。


山中を抜けると集落に出てしばし車道を歩く。

桜木神社と義経伝説。


象の小川にかかる橋を渡ってお参りする小さな神社。由緒正しいらしい。



その名ながら、ご神木が杉の大木なのは如何なものか。



このあたりには義経伝説が残されており、やたらあそこでどうしたここでどうしたとエピソードが残るが、史実かどうかはよくわからない。
まったく義経はどこにでも落ち延びて観測されているよな。
義経よ。多地点で同時に観測されているとかいないとか、貴様量子的だぞ?

吉野での義経エピソードを下敷に書かれたのが、「義経千本桜」という演目だ。

芝居としてはやたら冗長で退屈な場面も多いためなのかどうか、歌舞伎では吉野が舞台として描かれたパート、下手すりゃその舞踊部分だけが上演されることも多い印象。

第一目的地、宮滝着。

象の小川は宮滝で、吉野川に合流する。
そのそばで、ようやく(吉野駅の周辺以来)ニンゲンとすれ違った。ハイカーっぽいおばちゃんお二人。




そして雄大な清流・吉野川とご対面だ。

次なる目的地は、明日香村。



吉野町を南北に分かつ吉野川
河川に浸食された巨岩の風景に見とれながら、南岸側の舗道をしばし歩く。


勿論河原は、バーベキュー禁止。

なお鮎釣りは入漁料を払えばOKだという。川に足ツッコんで長竿を動かすおっちゃん方多数。好きな人いるんだなぁ。(続く)