駄目社員はむの日記

USO800 certified.

dbxのコンプレッサーで、SSBの音声は均せるか?

プロオーディオにおけるコンプレッサーは、ピークを圧縮する。
音圧を上げピーキーな過大入力を均すことができる反面、ピークがつぶれる分ダイナミックレンジは下がり、音は塊状になる。

dbx社といえば、コンプレッサー。コンプレッサーといえばdbx

そしてdbx社の160シリーズと言えば、コンプリミッターの定番中の定番。でーびーえっくすと発音するのも礼儀。
無印の160は、ホットな音を出すビンテージコンプレッサーとして名高い。1U(ラックマウント)の筐体になってからは更に一般化し、だいたい音響関係のスタジオにはラックに数台dbxのモノラルかステレオのコンプが挿さってるのが普通だ。実際、ポップスやジャズの音盤でdbxのコンプが如何なるトラックにも掛かっていないことはあまり無いだろう。

但し、160シリーズのコンプレッションは伝統的に”hard knee”な特性とされている。

#途中からOverEasyというソフトコンプレッション機能が付きました。
なので掛けすぎると音圧が上がりすぎて鼻が詰まったような不快な音になる。
Jポップで、レベルメーターが振れっぱなしでパンパンモコモコになった曲を聞くことがままある*1が、要はアレが典型的な、マスタリング時のコンプのダメな*2使い方だ。

*1:アイドルなど、声量の制御を放棄した、歌い手とは言えないヘタクソどもの曲に多し

*2:だが歌手の実力のなさを考えると至極適切な