駄目社員はむの日記

USO800 certified.

19時半帰宅。

まとめめも:

  • 貧しいと言われてるけど、まあそこそこ楽しげだ。ただ200万都市の首都としてはやはり暗すぎる。そして共産圏時代の暗い影。

  • 旧共産圏に典型的な、”コピペを繰り返したようなアパート団地”が、煤けたまま今でも使われてる風景。


  • 浮浪者っぽい人は昼も夜もいるけど、常にそこかしこで治安の悪さをバリバリ感じるわけではない。でも夕方ぐらいから顔が浅黒いあんちゃん方がたむろしはじめて、彼らはヤバげだ。少なくとも、治安の悪さは(西側で悪いとされる)バルセロナマドリッド・ローマ級は軽々と越えてるとは思う。
  • 街中道路も歩道もコンクリートボコボコ状態。お金ない国だからよくある話。東側は似たりよったり。

  • なんか歩道のあちこちに、謎の液体がちょろちょろ流れている。クーラーの排水とかなんだろうか。きちゃない。朽ちたアスファルトが舞っている。これも、ほこりっぽくてきちゃない。
  • 街中、野良犬いっぱい。なにしろ、狂犬病が撲滅できてない国なのだ。

  • 国民車といえば、Dacia。今はルノーグループだったかな。安車。そこら中に走ってる一方、西側と変わらない高級車もちょくちょく見かける。そして首都の往来であろうと路駐天国。
  • 言葉について:街中の表記は、ルーマニア語に次いで、英語とフランス語の併記が多い。ラテン語系だから単語からだいたい意味は解せる(スラブ系言語よりはずっとわかりやすい)が、発音されるとさっぱりわからない。なお、イタリア語の親戚みたいなわりにダーダー*1いいやがる。
  • 食べ物の特徴はあまりない。東ヨーロッパ的な煮込みとかシュニッツェルっぽいのとかが多い。不味くはないが、そんなにインパクトはない。
  • 「ネット環境がヒドイ(つい5年前ぐらいまでダイアルアップだったとか?)」という話があったが、普通にWiFiバンバン飛んでる。
  • 1EUR=4.5Lei前後。1Leiから紙幣(樹脂製)。1/100Leiは実質価値がないのか、お釣りとして返ってきたりこなかったり。
  • 街中に一軒だけあるカルフールが結構繁盛してたのは、少々感動したよ。ほんとカクセノカン。
  • 昔のトイレットペーパーはザラ紙そのものだったよ。カクセノカン。

結論:白耳義も大概だけど、セキュリティレベルと清潔感はかの国と比べりゃ雲泥の差だよな。

んー、「治安が悪いから発展しない」のか、「発展しないから治安が悪い」のか、難しいところだね。緊張感の中で暮らさなければならないってのは、やっぱり経済成長を阻んでるんじゃないかなあ。そして清潔度はかなりきついレベル。
ユーロゾーンに入る可能性もあるけど、当面西側には追いつけそうもないなー。
めもめも:外務省 海外安全ホームページ|安全の手引き 在ルーマニア日本国大使館

*1:ダー=スラブ語系でYesのこと