駄目社員はむの日記

USO800 certified.

SDカードでシリコンオーディオの音・音質が変わるか?

またバカげたことを始めてみようと思う。
同等のSDメモリに同じ条件で同じソースを入れて、SDカードによって音が変わるかをテストしてみたいと思っていたのだが、アキバで8GBのSDHC/microSDHCを保護してきたので試してみた。
#容量8GBなのは、「たとえ全部同じ音で絶望しても何かには使えるから」(笑)

テスト条件を以下に示す。

  • ソース:ARIA The BOXのDISC 3(未収録ボーナストラック)から等速でリッピングしたWAVファイル。
  • 再生機:EDIROL R-09 (電池:eneloop)
  • ヘッドフォン:audio-technica ATH-EP700
  • テスト方法:入手直後の各メモリにWAVファイルを収録ディレクトリごとコピーし→R-09で同じトラックを再生して比較試聴。
  • パラメータ:SDHCかmicroSDHCか*1、Classの違いはあるか、メーカー間・メーカー内の違いはあるか、などなど。

出場選手を紹介。



  • Kingston SDHC Class 10, SD10V/8GB

  • 東芝 microSDHC Class 4, SD-C08GR6W4




とりあえず、Classもメーカーもバラバラな、以上5選手を前述の条件で比較するとする。

初期検討ながら、驚きの結果。

僕は当初、煽った挙句「デジタルデータを読み出してるだけなんだから、原理的に音の違いなんてある訳ないんすよ、バカでしたごめんなさい、ハハハ・・・」で終わらせるつもりだった。
が、悔しいことに、違いはあった。オーディオはこれだから恐ろしい。


言うまでもないことだが、再生環境と僕の耳によって生じたプラシーボの可能性が高いので、結果はジョーク程度に聴いてほしい。

  1. 東芝 Class 10/SDHC (SD-T08GR6WA2)・・・バランスは若干高域より。伸びの良い高域が小気味よく、中域豊か、低域もよく沈む。ダイナミックレンジが一番広く、メリハリあり活き活きした音。残響適度。
  2. Kingston Class 10/SDHC (SD10V/8GB)・・・低域寄りで、残響よく聞こえる。色気過剰気味なのが魅力で、弦の艶がいいが、ソースによっては低域がちょっとくどい。
  3. Transcend Class 4/SDHC (TS8GUSDC4)・・・インパクトはないが、ダイナミックレンジがまずまず広く、バランスの良い音を出す。
  4. 東芝 Class 4/microSDHC (SD-C08GR6W4)・・・悪くないが、ドンシャリ気味。低域が少しもっさり。
  5. Sandisk Class 4/microSDHC (バルク品)・・・低域が太めだが、音が雑。弦が詰まったような音になる。

なんか違いが出てきてしまった。
なにしろ、僕の中では目下東芝のClass 10 SDHC、ついでKingstonのClass 10 SDHCがワクワクなのだ。そう、これは耳の錯覚に違いない(汗

なんだか比較検討・追試が更に必要な気がしてきた。

いや、馬鹿げてる・・・よね?
でもエージングで最後は同じになるんだよ、きっと(笑)

*1:microSDHC用のアダプタはとりあえずSandiskバルク品の付属品を使用した。