7月、日本滞在中にアキバで8GBのSDHCを買いまくって試した、SDカードで音質が変わるかというお遊び。どうも自分でも腑に落ちなかったので、久しぶりに同じ実験をしてみた。
#再現性があるのか確かめてみようではないか
テスト条件はほぼ変更なしだが、ヘッドフォンを変更。
- ソース:ARIA The BOXのDISC 3(未収録ボーナストラック)から等速でリッピングしたWAVファイル。
- 再生機:EDIROL R-09 (電池:単3eneloop x2)
- ヘッドフォン:audio-technica ATH-M9Xに変更。知る人ぞ知る業務用な名機である。フラットで、特に低域まできっちり伸びているのが魅力。
- テスト方法:入手直後の各メモリにWAVファイルを収録ディレクトリごとコピー→R-09で同じトラックを再生して比較試聴。
出場選手を紹介。
音が良かった上位2枚+今ひとつかなーと思った1枚、この3枚だけで再比較。*1
結果:そんなに変わらなかった再現実験。
- 東芝 Class 10/SDHC (SD-T08GR6WA2)・・・高域スッキリ、低域も明確な音。ダイナミックレンジが広く、クッキリし過ぎ・そっけない感じもあるけど、快活で快適だ。
- Kingston Class 10/SDHC (SD10V/8GB)・・・これもダイナミックレンジは広く低域〜高域までよく出るが、T08GR6よりも低域が深めて、残響が多い。アコースティックをちょっとグラマラスに聴かせる、色気ある音。
- 東芝 Class 4/microSDHC (SD-C08GR6W4)・・・低域がくどい。狭帯域。これはやっぱりだめだ・・・
1位・2位は変わらず。音の特徴こそ違え、それぞれ魅力的だ。
現時点での結論:んー、やっぱり何かがあるのかもしれない。
R-09だから起こるような事象なんだろうか。他のSDメモリの再生機でも起こるのか?