駄目社員はむの日記

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モーレツ宇宙海賊―海明星の風景にモデルは存在するか?(2)オランダ・アムステルダム編

以前ここのブログに書いた通り、僕は「モーレツ宇宙海賊」の舞台・海明星はオランダと見ている。もっと言うと、建物の意匠・運河の風景などから、僕が一番近いと見たのがアムステルダムだ。
運河については、ロッテルダムやデルフト、ブリュージュなどオランダ〜ベルギー洋岸側の都市で見られる典型的な風景だが、デルフトは水路が散在しててあまり整備されていないし、ロッテルダムは直線的で綺麗な運河があまり見られない。それに対し、アムステルダムは縦横に碁盤目に延びた水路が綺麗に整備されていて、雰囲気はかなり近いと見た。


まあアムステルダムかどうか、結論は後回しにして、せっかくこっちに来る機会なのだから、まあちょっと検証してみようではないか。

検証(1) 可動橋(跳ね橋)

モーパイで印象的な跳ね橋。これは水運で発達した都市、特にオランダでよくみられるタイプの橋のようだ。



木の橋桁をもつ可動橋。アムステルダムで有名なのはマヘレの跳ね橋(Magere Brug)かな。




他にも跳ね橋は複数見かけたが、やはり上記マヘレの跳ね橋のほうが似てますな。



#個人的には、可動橋って結構好きです。男の子回路を刺激されます。

検証(2) 運河と建物

劇中、日常描写には必ず登場するのが運河とその周辺の建物。






既にお気づきの方も居られるかもしれないが、専門用語を省いて簡単に言うと、オランダの17c〜の典型的な建物は「先が細く見える意匠を施していること」「壁一面に格子窓があること」「レンガ色してること」がデフォなのである。
劇中には、意匠は似ててクリーム色っぽい家が運河沿いに多くみられた。意図的にオリジナルからは明るめに色を変えてるのかもしれない。

ドンピシャな場所は(当然)見つからなかったが、それっぽい風景をいくつか。

なにしろ町中が碁盤目状の運河なのである。橋の形状には水路と通る船によって規定されているようで、同じ水路には似たタイプの橋が続く。




実際は、運河の岸に手すりなんてのはついていない。安全に気を利かせていないからね。あと、水辺に下りてくための階段もない。

建物と格子窓の雰囲気は近いでしょう。





その他

一瞬だけ映る市場のシーン。


アムス市内には広場がいくつかあるが、ざっと見た所似た風景は無かった。


どうでもいいが、レンブラントおじさんの像が建ってるレンブラント広場では、明日のお祭りの準備でオレンジ一色になってた。

よくわからないモニュメント。

待ち合わせ場所に使われてた謎モニュメント。それらしいのはありませんでした。他都市に実在するのか、それとも・・・


一応ダム広場(Dam)にこんなのはあるけど、ちがいますねー。




ちなみにダム広場周辺も、カオス状態だった。王宮の眼前にジェットコースターってありなのか、この国は。


現時点での結論:それっぽい雰囲気ではあるけど。

1時間ばかり歩きまわっただけなので、ちゃんと見つけられて居ないと思うし、アムステルダムかどうかもわからない。
が、オランダ周辺の風景にやっぱり似てることは確かめられた。
他の候補都市も回ってみようかな。
#背景は実際の所、適当に風景写真から起こしたのかな。


まあ港町と言う設定に加えて、「私掠免許を与えて戦力にして云々」といえば、オランダが代表的な国だもんね。