元々ANIPLEX盤は、いささか音の抜けが強すぎて高域が強すぎなきらいがあるほどに、よく抜ける。ただ、Tr.18”宝石 / 井上麻里奈”*1の音だけが他の劇伴に比べるとカサついた音で、唯一残念な感じなのだ。
北米盤は、もうちょっと中域寄りのマスタリングしている印象。あと、Tr.18”Jewel / Marina Inoue”はオリジナル版に比べるとモソモソカサカサした感じがだいぶおさまっており、聴きやすい*2。梶浦さんの十八番・疾走ソング(Tr.16”evocation”)は、低域の濃さが圧倒的で、オリジナルよりも印象が強い。
まあ、オリジナル版のマスタリングがまずまず悪くないので、敢えて北米盤を買うのは音の違いに熱い方か、ファンのみでしょうな(^^;
あ、ちなみに北米盤では、DVDもそうですが、フランス語オリジナルタイトルの文法ミスが静かに直っていたりします。
#ちゃんとタイトルロゴも変わってます。
梶浦由記氏の音楽を聴くなら、まずは「NOIR」。続いて「コゼットの肖像」「エル・カザド」がオススメです。