BGM:「エル・カザド オリジナルサウンドトラック1 / 梶浦由記」(2007, Victor Entertainment, VICL-62375)
より、Tr.1”Maxwell's witch”
うっわー。これは来ましたよ?最高っ。
なんですかこの高音質!この定位!これは相当素敵なマスタリング*1だ。ビクターエンタテインメントの面目躍如ですな。素晴らしいよこれ。高域がスパンと抜け、低域がキッチリ締まる。細身にもならず、低域がマッシブにもならず、絶妙。このため、だだっ広いサウンドステージに飲み込まれ、スケールの巨大な音楽が綺麗な定位でガーンとくる。
収録曲も、冒頭によく流れる曲(Tr.1, Tr.2)をはじめとして、おいしい曲は大概網羅されてます。
梶原の音楽は最近の多作のためか、正直ヘボなのも結構あったが、これは「NOIR」「MADLAX」「コゼットの肖像」級、つまり最高レベルの出来です。ラテンアメリカな香りを梶浦さんなりに解釈して最高のアウトプットを出してきやがったっ*2。
どれも聴き所だが、言うまでもなくYUUKAがヴォーカルの疾走ソング*3であるTr.12”el cazador”はたまりませんな。