駄目社員はむの日記

USO800 certified.

夜の音道楽。「まどか」のサントラを。

さて、今日はようやくレビュー。
BGM:「魔法少女まどか☆マギカ ORIGINAL SOUNDTRACK 1 / 梶浦由記」(2011, アニプレックス, ANZN-9124)
話題作だからお持ちの方も多いでしょう。BDに付属のSPECIAL CD 2はサウンドトラックでございます。ようやく日本から持ち帰ってきましたんで。

楽曲とか。

冒頭のTr.1”Sis puella magica!”でツカミ。
そしてだんだんヘビーでブブブ音が多いトラックが続き、そしてマミさんのテーマことTr.4”Credens justitiam”に突入する。
件のTr.4はちょい聴きではホットで勇壮な戦闘シーン向けの楽曲なんだけど、「NOIR」以降梶浦由記ファンを10年続けてきた者からすると、梶浦作品の十八番、”疾走のテーマ”的なトラックとも言える。シンセ・リズムトラックとEGが鳴り、ヴォーカリーズが盛大に盛り上げ、疾走感満載。
イっちゃってるフュージョンしてるTr.13”Pugna cum maga”*1個人的にはかなり好きだ。

サントラとして丁寧に聴きこんでいくと

「まどか」とよく対比される「コゼットの肖像」同様、分厚いシンセ音が絶妙な音場を作ってて、聴いていて楽しい。*2


音質はかなりいける。ただ、Tr.4はコンプが掛かり過ぎてすん詰まってるのがオシイ。
音録りもセオリー通りで、Tr.11の悲壮感あふれるストリングス、Tr.6のpfの生っぽさ、サントラとしてなかなか素敵な音質だと思う。
#とりあえず、EDはいつサントラ化されるのかが気になる所。

*1:Google先生は、ラテン語翻訳をついに始めたらしい。Pugna cum magaは"Battle with witch"の意だそうだ。

*2:コゼットの肖像も「新房昭之×梶浦由記」で、おまけにアニプレックスでしたね。あの音楽とストーリーの戦慄感。『得体の知れない狂気』そのものだった←あれも「ゴスロリょぅι゛ょが飛びまわる作品」だと勘違いして気軽にDVD買うと、ホラーでスプラッターで絶望的な映像/音楽に戦慄するという。