駄目社員はむの日記

USO800 certified.

続いて4〜5位、それと・・・もう一枚。

第四位:「HAPPY DETECTIVE LIVES フタコイ オルタナティブ オリジナルサウンドトラック / 村山達哉磯江俊道鈴木俊介」(2005, Star Child, KICA 705)

今年一番熱かったアニメーションの、一番熱いサントラ。ロック魂炸裂の一方で、やさしいピアノやストリングスの取り合わせが奏功。eufoniusのEDまで48トラック、愉しみまくれる。これまでアニメーションの劇伴にロックを使うのはタブー的なところがあって少なかったが、ストーリーとフィットすればこんなにも良いのである。それにしても、スタチャの音は随分良くなったなぁ。
うちのオーディオシステムでは、抜けが良すぎる。JBLのスピーカーやマッキンのアンプなどで、濃厚に鳴らしたほうがきっと面白いんだろう。

第五位:「Love & Life 〜private works 1999-2001〜 / 岡崎律子」(2005, Universal Music Japan, UPCH-1405)

#そういえば、今年のCDだったんだ・・・
昨年末スタチャから出た「for RITZ」とはもう一つ別の、律子さん”最後”の音盤。ファンクラブ向けに出してたCDのコンピレーション。彼女のヴォーカルが、実にやさしく響く。
気軽に取ったテイクというのがよくわかる演奏内容ではあるんだけど、とてもライブ感があってよい。ユニバーサルミュージックのマスタリングだったお陰で、彼女が多くのCDを出してたスタチャは随分違うクリアで良い音だった。
割とどんなオーディオシステムでも良く鳴らせそうな音盤。良すぎるシステムでは、演奏やミキシングのアラが分かっちゃうかも(^^;

番外編:「コゼットの肖像 オリジナルサウンドトラック / 梶浦由記」(2004, ANIPLEX, SVWC-7224)

ベスト5といいつつ、どうしてももう一枚。おまけに昨年発売だけど、敢えて入れさせていただく。というのも、本気で聴き出したのは今年の頭なので。
新房昭之監督の逝っちゃった映像が炸裂した「コゼットの肖像」。これを盛り上げまくったのがこの音楽。言わば梶浦さんのディスコグラフィー上では「NOIR」「MADLAX」の正統な後継。彼女の得意とするバイオリンとシンセ、あと女性ヴォーカルが奏でる狂気溢れるハードな音楽たち、特に「NOIR」以来の疾走する殺戮ソング(特にTr.16”evocation”)が入っていて実に怖い。
音質はANIPLEX、流石によい。しかし僅かにVictorのマスタリングよりハイ上がりで、弦が輝きすぎているきらいがあるかも。この音盤はトランジェント特性の高さをオーディオシステムに要求するかも。しょぼいと、肝心の胃が痛くなるほどの疾走感・恐怖感が出ない。