読み物：藤井青銅著「東洋一の本
昨日、紀伊國屋書店で買ってきた。ヤングアダルトっぽいコーナーにあった。
『東洋の定義とは？』『東洋一とは？？』これを悪夢に魘されるかのように徹底的に追求した書籍。
正直、何が(なぜ)青銅先生をここまで東洋一の追及に走らせるのかよくわからないのだが、熱さに圧倒されてついつい読んでみちゃう。ふと気付くと『東洋文化学概論(の概論)』みたいな内容に至る。雑学書と言われればそれまでなのかもしれないけれど、青銅先生の著書にはそれだけでは説明できない懐の深さがある。ここまで大マジで堂々と探求されると楽しい。・・・僕としては、面白かった。
別に「東洋」が流行ってる訳でもなんでもない。むしろ、そんな言葉忘れかけてた。
そんな別に流行ってもいないものを堂々と作るところが、ニッチ産業、じゃなかったニッチ作家であり世間の半歩前の面白い事を考える放送作家さんだよな、と思った。
＃いっこく堂からギャル文字まで、流行を色々仕掛けてきた人だもんね。
今度から、町を歩いてて”東洋”という言葉を見つけると過剰反応しそうな気がする。
関係サイト：日本国語大辞典第二版オフィシャルサイト：日国.NET。
