駄目社員はむの日記

USO800 certified.

読書NASをぷち強化(ストレージ倍増)する。

きっかけは突然に。

たまたまキオクシア国内正規品のmicroSDメモリ512GBが安くて、思わず買ってしまった。
我が自炊書籍ストレージである「読書NAS」としては、現状Raspberry Pi Zero 2 Wに256GB microSDがささっているのだが、じわじわ手狭になりかけていたので、渡りに船。
iPad読書を軽くするPJ (2) Pi Zeroで読書NASを作る。 - 駄目社員はむの日記
Raspberry Pi Zero 2 Wへ、「サーバ更新作業」する。 - 駄目社員はむの日記


よろしい、ならば換装だ。

「rpi-clone」でガサッとバックアップ。

これまでRaspberry PiのSDメモリ丸コピーはGUIの「SD Card Copier」というツールを使ってきたが、CUIでも同じことができるという。*1


イマドキツールでrpi-cloneというシェルスクリプトがあるので、ありがたく使わせていただくことにした。
ご参考:GitHub - billw2/rpi-clone: A shell script to clone a booted disk.

インストールは簡単。

一般ユーザーで~/下のどこかにgit cloneで落としてきて、superuser権限で実行ファイルをしかるべき置場へとコピーするだけ。

$ git clone https://github.com/billw2/rpi-clone.git
$ cd rpi-clone
$ sudo cp rpi-clone rpi-clone-setup /usr/local/sbin

あとは実行。

「USB - microSDカードアダプタ」に今回買った新microSDカードを挿し、ラズパイのUSB端子にプラグアンドプレイ(死語)。

$ lsblk #新カードの認識されてるパーティション・ディスクIDを確認*2
$ sudo rpi-clone sda

yesと答えたらあとはフルオート。数時間放置する。
すると、旧カードに入ってたファイルはそのまま新カードの広大なパーティションにコピーされ、適切なパーティションテーブルとマウントポイントも勝手に設定される。

約150GBのコピーとPi Zeroの処理能力の低さもあって、うちのばあいはバックアップ完了まで3時間近く要した。

新カードを挿して起動する。


新カードに環境が完全移行されている。
これで僕は、あと270GBは本を増やすことを神に許された!(そうじゃない)
しばらくはコピー元のカードをほかさず、ロードテストといこう。スペックがベターなRasPiも持っているけど、Pi Zeroの気軽さが気に入っている。今後も読書サーバはPi Zeroで行こう。


rpi-cloneのスクリプトって、呼ばれてるのがrsyncだ。
だから定期バックアップ目的のclone実行の場合は、一度今回のような膨大なバックアップを取った後は、差分だけ拾ってバックアップしてくれるはずだ。

昔話。環境破壊しまくったもんじゃー。

今は昔、486用Linux環境を新HDDへ移行するとなると、mkfsとdd打ち込んでは注意深くパーティションテーブル書き換えてのう。
そのつもりが見事に設定ミスり、結局起動時にカーネルパニックとともにファイルシステムが盛大に壊れたもんじゃよ。
#そんな90年代半ばからすると、隔世の感だよ。

*1:というか、老Linux使いなんだから、dd連打すればできるのはわかっているのだが

*2:ふつうは/dev/sdaです