朝。
二度寝を終えて起きたら9時。
昨日のウォーキング2連発が存外身体に効いたらしい。
今日はガチウォーキングを回避しよう。
13時出発。
よく晴れている。身体は多少だるいのだが、秋晴れがとても心地よい。
今日はハードなウォーキングができなくなったので、プランBだ。民博へ行く。もちろん徒歩で。
千里の山々を越える。それも早足気味で歩いた。
結構急坂もあるのだが、観覧車がみえてくるといよいよ近づいた感。
そしてもちろん、青空にポツンと、太陽の塔がお出迎え。
ゲートでチケットを買い、行楽客いっぱいの園内を抜ける。逸る心を抑えきれない。
やはりドアトゥドアで1時間半あれば、民博に着けるのだな。
1420 国立民族学博物館着。
今日はともかく、1430前に現地入りすることが目標だった。
特別展「交感する神と人」を観るのと、関連講演が今日のお目当て。
ご参考:交感する神と人―ヒンドゥー神像の世界 – 国立民族学博物館
タイトルを初めて見たとき「ナンノコッチャ」だったが、三尾先生のプレゼンテーションを観て俄然テンションが上がった。
www.youtube.com
そして「美術手帖」の記事を読んで、行かないわけにはいくまいと思った。
いつも心に神々を。国立民族学博物館で見る特別展「交感する神と人―ヒンドゥー神像の世界」|美術手帖
まずは「みんぱくウィークエンド・サロン」。
本館展示場に集合。
大阪芸大の福内千絵先生のご講演。
神を飾り、愛でる ――ヒンドゥー神像の衣装選び – 国立民族学博物館
- ヒンドゥー教の信仰形態は興味深く、自宅の神像に香を焚く、花輪を掛ける、飾り付ける・・・という一般常識に毛に生えた程度は少し知っていたつもりだ。
- しかし各家にあるというクリシュナ神像(いわゆるラッドゥ・ゴーパール; Laddu Gopal)*1に対する着せ替え風習が一種の自己表現になっていたり、現代はSNSにて世話している様子を共有し愉しみあう文化になっていたり、いろいろな新しい学びがあった。
そして特別展示場で詳しく学ぶ。
特別展の展示は2階層。鈴を鳴らして入ろう。
リリーと素敵な音色。異世界への入口だ。
うう、自動打楽器装置が動いてるところ見たかったよー。*2
まず地上階で神々の登場人物や、「神々と交感する手段=風習」の基本を学ぶ。
ブランコに乗ったクリシュナちゃんですよ。インドの方々ほんとブランコ好きですよね。
これが先ほどの講演で伺った、着せ替え文化か。クリシュナは黄色がイメージカラーだが、どうも衣装の自由度は高い*3らしい。折田先生像みたいなものだろう。
2階で応用編、インドの祭りとそれぞれの意義を学べる
ガネーシャ△!!!
ラッドゥをガネーシャさんに渡すまたとない体験が(ARで)できるぞ!
楽しかった。
- 生活習慣と化している日々の儀式・身の回り品からお祭りまで、インドの民衆とヒンドゥーの神々との関係性を学べた。
- しかし何かにつけ「カーストごとに」が出てくるあたり、ハードな社会システムだよなぁと改めて感じた。気に食わない人々が欧や米に出ていくのも必然。
- 家族連れの来客者が妙にいるのが興味深かった。身なりはごく普通だけど、明らかに博物館の外で騒いでいる陽キャ御一行様とは違ってて、子供と話す内容も「ガネーシャの性格は・・・」「クリシュナはヴィシュヌ神の化身で・・・」と濃ゆい。
- 何しろ通常展示じゃなくて追加料金が発生する特別展なのである。5歳やそこらの子供たちを連れて行って親子とも楽しめる家族じゃなきゃいけない。こうしてインテリ層は子供世代に引き継がれていくのだろう。
16時半、現地を後にする。
新しい知識を得ると幸せ回路が刺激される。
常設展示はほとんど見なかったのに、講演も含めて2時間余居てしまった。ガネーシャとクリシュナとラーヴァナは数年分ぐらい観た。
展示されていた神々のシール、ミュージアムショップで売ってほしかったぞ。
1815帰宅。
いろいろ学びがあってうれし。
日が暮れてから帰着。秋も深まってきたってことだ。
夜。
- 食事作る気力なく、パン食って終い。
- ウェストポーチは「服装としてクソダサいこと」なんかよりも、下半身の可動域を狭めるという点で、アウトドア向きではない。たまに荷物背負い倒すトウシロ向けだ。