すぐれてときめきたまふありけり。
先日の東海ハムの祭典で見つけたジャンクパーツの中でも、販売ブースにて瞬時に目が止まるものがあった。
455kHzのメカフィル(メカニカルフィルター)で、売り子さん曰く、帯域1500Hz?のものらしい。1500の意味するところが、±1500Hzか、トータル1500Hzかはなぞ。その辺も含めてジャンクでありご愛敬である。
「KOKUSAI ELECTRIC」 「MF-455-150-E5」と読める。国際電気かな。1968年製?
まったくハンダ痕がない。使用されずに半世紀死蔵された、まさにデッドストックの様だ。それっぽい型番で検索するも、ネットにまったく情報がない。*1
せっかくなので、455kHzのメカフィルを味見だ。
JRC JST-135のIF UNITを引っ張りだしてきた。
とりあえず、ICOMのセラミックフィルタユニットB-633*2を外す。たしか10年ほどにドルトムントで買ったもので*3、IC-740かあたりに使われていたものと推測される。
そして強引にMF-455-150-E5をつなげる。
表面酸化層どころじゃなく酸化しているのだろう、リード線にハンダが全く乗らないので、カッターで軽く削る。
そしてつなぎこむ。インピーダンスマッチング?こまけえことはいいんだよ!
使ってみた。
- SSBの受信音は低域が伸びて、内蔵メカフィルよりもイイ音になっちまった。送信音もそういう傾向の様だ。
- 通電を続ける。
- これ、ほかの無線機に挿すのも一興だよな?