先日のデジットのENGINEERフェアで、同社製ピンセット PT-16を買った。通称「鉄腕ピンセット」だ。
ご参考:
鉄腕ピンセット(先細タイプ) PT-16 | プロフェッショナル用工具メーカーのエンジニア|株式会社エンジニア
実は繊細な、「鉄腕」工具 | プロフェッショナル用工具メーカーのエンジニア|株式会社エンジニア
ステンレス製ピンセットも、ピンキリ。
- ステンレス製ピンセットってその大半が、精度それなり~悪く、先端はぴたりと合わず、タッチが重い(=力をかけないと閉じられない)。
- フル・チタン製精密タイプになると、仕上げ精度もマニピュレーション性能も大層素晴らしいんだろうけど、当然値段相応に良いってことだ。
さてこの「鉄腕ピンセット」PT-16。
ステンレス製の割にはちょい高い程度。さりとて、実売1000円クラスと侮るなかれ・・・別物だ。
- 適度な重みがある。肉厚で、先がピシャー!と合う。対象物をパシィ!と掴む感触がなかなかいい。
- 仕上げは高価なピンセットのようにヘアライン加工とか入っていないし、高級感ない。が、そんなもんいらんわ。*1
同じENGINEERの先細(ストレート)タイプでも
実売200円切りな安価ステンレスピンセットPTS-01と比べるとこの通り。
厚みだけではない。グリップ感も、先の精度も違う。
ばねの感触も全然違ってて、心地よい。高級品には及ばないまでも、かなりのソフトタッチを実現している。
- 電子工作で表面実装部品をつかみとる程度であれば、十二分な精度。僕は実戦投入後 、こいつを主軸に据えているが、ほとんどの場面で満足している。
- 高級品を使うのをもったいなく感じる人には、こいつを頻繁に汚して取り替えることをオススメするよ。
- オモチャピンセットのハンドリング性能に不満で、ちょいいいのをお考えの方には、適切な選択肢になるんじゃないかと思う。1000円で結構うれしくなれるはず。
- 鉄腕ピンセットシリーズでも、先平タイプのPT-17は美容の世界で角栓抜きに使われてるらしいっすよ。
*1:高級なピンセットじゃないと耐えられない方は別だろうけど、実用性からすれば十分うれしい。