駄目社員はむの日記

USO800 certified.

2SC1969バッタモン、その後。

午後のハンダ付け。
予想通り、夜中まで遊んでた基板は配線間違っていた(汗

さて、うごきますかな?それとも壮絶死か。

結論から言うと、燃えなかった(笑)

インピーダンスは入力4:1(バイファイラ10T)、出力は1:4(巻数比1:2)の広帯域設計にして、バイアスを5V, 100mAぐらいかけてみた。
結局、(残念ながら)燃えはしなかった。放熱フィンがほんのりあったまる程度。のほほんのほほん。


ただ、ローバンドしか増幅しない。
1W入力で1.9MHzで12W、3.5MHzで5W、7MHzで3W。低周波なスイッチングしかしない全くダメダメな石なのか、それとも入出力のインピーダンスがあっていないからなのかは、現時点ではわからない。*1


だいたい2SC1969のアンプはこの回路でうまく行っていたので、そのまま試したんだけど、純正品じゃないしなぁ。また機会見て考えてみるとします。
課題:とりあえずインピーダンスマッチングは要考慮。

ここはひとつ、本家にご登場いただこう。

虎の子の、三菱製2SC1969。

念のため、これでテストしておこう。



さすが本家、ハイバンドでもこの定数のまま1W入力で10Wを軽々と出力。ナイスです。
む、やっぱり石のせいだな?*2
#なんだか、これはこのまま使った方が良い気がしてきました(汗

以降妄想。

2SC1969の放熱フィンはコレクタにつながっちゃうので*3、古典的な雲母とスペーサーで放熱器と絶縁。

あとは、こんな雰囲気のちいちゃいケースにスタンバイ回路とLPFを組み込んじゃえば、ぷちリニアアンプの完成なんじゃないのかな?
#ううむ、何メガ用にしよう。


なんだか結局ベタなものが出来上がってしまいそうな気もするが、素子をテストするベンチとして便利そうなので、もう一個同じ物を作ってみようかとも思う。
忘れないうちにメモ。こんな感じのシンプルな回路です。

#あ、バイアスにはRFCかましてます。回路図に描き入れ忘れた。

*1:ハイバンドでもバイアス電流を増やせば、リニア石っぽい感触で直線性は上がるので、まんざらでもないのかもしれない。

*2:回路のせいとかだったら、違った意味で切ない気分になる所だった(笑)

*3:cf. 2SC1971とかはエミッタなので、そのままアースに落とせることが多い