駄目社員はむの日記

USO800 certified.

Ni-MHで充電するiPod/iPhone用ポータブル充電器の自作

夜の小実験。
前から小ネタにしようと思っていたのだが、秋月で250円のUSB出力電池ボックスを使って、eneloop*4によるiPod touch用充電器を作ってみたかったのである。
#何だか少し心の余裕が出来たので、遊んでみた。


用意するのはもちろんこちら:電池ボックス 単3×4本 USBコネクタ付: パーツ一般 秋月電子通商 電子部品 ネット通販

プラスチック製SUM-3電池ボックスで、USBまでついていて、250円。なかなか愛い奴ではないか。

iPod touch/iPhoneのハードをハックしてるあたりをぐるしてみると

iPod touch/iPhone充電を開始するにはV+に5Vを供給するだけじゃ駄目で、USBの内側二本(D+, D-)はプルアップせよと書いてある。両方に2〜3V電圧が掛かってないとだんまりになるため、世間で売られてるUSB充電器の何割かは繋いでもうんともすんともなのだという。


とりあえずフル充電の単3形eneloop*4で5.6Vぐらい*1が出るようなので、プルアップのために電圧を落とそうと思う。
三端子レギュレータで落とす、抵抗で分圧するなど考えたが、電流が大して流れる訳ではないので、単純にツェナーか何かでおとしゃいいじゃないの、と思いついた*2。が、3Vぐらいのツェナーが手持ちに無かったので、LEDx2ヶ直列で大体3V落としてみた。


幸い電池ボックスに入ってる基板には、パイロットランプ用にLED+抵抗のランドが付いているのだ。それを利用しない手はない。
一応それぞれに10kΩずつをかましてD+, D-に繋いでおく。

一応、無負荷でD+, D-には2.3V位が出力されるようだ。

で、恐る恐る繋いでみる。


うごいたー。
「300円以下で、充電器ができちゃったっ」*3
#あ、壁紙は気にしないでね。
とりあえずこれで、内部バッテリーが死んでもおさわりiPodiPod touchが端末として使えそうでございます。


言うまでも無いですが、この手の実験は自己責任で。関連してトラブルが起きたとしても、はむは何一つ責任取りませんし批判にも反応しません。

*1:電池ボックスには逆流防止の整流ダイオードがついており、電圧降下させているのがもったいないという話もあるが、トラブル防止を考えると入れたままで正解かも。

*2:抵抗だけで電圧落としている人も居るけど、ほとんど負荷が無く電流も流れてなさそうだから、イイカンジに降圧してくれているのかちょっと心配。

*3:発声は、初代まいちゃん風でお願い致します。