駄目社員はむの日記

USO800 certified.

ヨアネウム(Landesmuseum Joanneum)まわり。

Grazには市内にいろいろなミュージアムが集まっていたりして、ヨアネウムと呼ばれているらしい。
せっかくなので回ってみた。一ヶ所で7EUROを払うと、ヨアネウムに属する各ミュージアム共通で使えるというお得さ。

  1. まずはJoanneumsvietel。重厚なミュージアムって感じの建物なのだが、"absolutely free"とかいう企画展なのか、woodstockしちゃっているファンキーなアートがアレコレ飾られていた。フリーダムだ。これはこれで好きだ。
  2. 次。Kunsthaus。不思議な形の建物。なんというかなまこと言うか「マクロス7船団」を思い出す形(汗 "Rock - Paper - Scissors"という企画展で、ポップミュージックとビジュアルアートの接点を探っていた・・・らしいが、カオス。あっしにゃぁよく分かりません。
  3. Naturwissenschaftlichen Sammlungen。自然史博物館のようなところらしい。残念ながら改装中なのか閉館。
  4. その次。Neue Garerie Graz。町の中心部をブチ抜く通りであるSackstrasseに面しているが、入り口が分かりにくく妙にひっそりしている。1, 2Fに分かれていて、今は1Fが20世紀後半の絵画、2Fが液晶画面を多用したポートレートの映像作品の展示を今はしていた。以前国立国際美術館でやっていた「液晶絵画 Still/Motion」を思い出した。
  5. 更に次。Zeughaus、あるいはLandeszeughaus。鎧・剣・銃などに関する世界最大の博物館らしい。これも中心街であるHauptplatzの通りに面している。4階層にもなっており、2層目以上は延々分類されたおんなじ様な武器がたくさん展示されていた。質より量な香りがする。膨大さには呆れるばかりだが、ちょっとだけ展示して解説を加える方が博物的な意味はあると思うんだけどなぁ。
  6. 最後にSchloss Eggenberg。これだけは市内中心部から少し離れているので、トラムで向かう。その名の通りの停留所で下車すると、Schloss(=ヨーロッパ的な城)はあった。門からして格調高い。そして、中は巨大な公園であり、その奥の城の中がミュージアムなのである。
    1. Alte Galerie。これは素晴らしい!このあたりの15-18c絵画が時代・地域・中身(宗教画/風景/静物/肖像)ごとに分類されて展示されている。これだけのために7EUROを払ってもいいと思う。
    2. Muenzkabinett。コインのコレクション。一見地味な気がするが、ローマ時代〜中世までの硬貨を楽しめる。ヨーロッパ史とか「狼と香辛料」な世界観とかが好きな人は、ヨーロッパの歴史と文化の流れと脳内で組み合わせながら楽しめるはずだ。ちなみに「Neko ni koban」というフレーズが書かれてたりします。