「エル・カザド」改めて視聴中。
このロードムービーの何が良いって、行った先々で二人が出会う人物のほとんどが不遇で、ラストはやっぱりバッドエンドかその一歩手前に落ち着いちゃうのが、良い。不幸な状況からはそんなにめでたい結末なんて待っていない、安易な奇跡や幸せなんて用意されてない、という妙なリアルさ*1がある。視聴者が「ままならないよな」と切ない気持ちになれるような演出になっていると思う。
ええ、ヘタにハッピーエンドにせず、重たいまま投げっぱなしでまた次へと進むのがズッシリくるんですよ。
＃西部劇や戦線モノのテレビ映画に通じるものがありますね。
そしてボケのエリスと空元気のナディによるテンポのずれた掛け合いが絶妙だからこそ、あのセツナイ雰囲気をなおいっそう印象的にしてくれる。重たい経験が、二人の絆と糧になってるということなのかな。
真下耕一によるガンアクション三部作の最後を飾るにふさわしい作品になりそうです。ただナディのバストとガンアクションが足りないぞー
Victor Animation Network【m-serve】 DISCOGRAPHY エル・カザド。
TVアニメーション「エル・カザド」 オリジナルサウンドトラック1 / 梶浦 由記
2007.07.25 / アルバム / VICL-62375 / \3,045（税込）
発売アナウンスですよ。7月末が楽しみ。
＃circus / FictionJunction YUUKAもね。
*1:人生の苦さ、と言うべきか
