周波数関係をあちこち調整。
というわけで、スタンドアロンで動く周波数カウンタもできたし、心置きなくIC-731の調整を継続する。
MAIN UNITであれこれ。
- キャリアポイント調整。R158にカウンタを当てる。C197がCW-TX、C201がCW-RX、C203がLSB、C207がUSBの調整ポイント。
- PBTのセンター調整。R232にカウンタを当てる。L78でセンターを合わせる。
いずれも、結構ずれている。
PLL UNITも少し。
基準発振を確認。やっぱりずれている。
取説にはS2をON(マーカー)にして、JJYとゼロビートを取る手法が紹介されているが、ボロい無線機のマーカーよりBPMの方が残念ながら信用できるので、そちらでC138トリマーをいじる。
致命的そうなところは大体直した。
ここでしばらくリグの部品いじりは止め、ロードテストに入ろうと思う。
オマケ:IC-731のPC制御。
IC-731は1985年ごろの発売のくせに、なんとPCからCI-Vで制御できるのである。
お遊びで、以前作成した秋月FT232(USBシリアル)基板を利用したPCインターフェースを再作成。
秋月FT232RLモジュールで、CI-V。 - 駄目社員はむの日記
ものはこちら:FT232RL USBシリアル変換モジュールキット: 半導体 秋月電子通商-電子部品・ネット通販
たった800円で、ボロいリグがUSB越しにPCで制御できるようになるのだ。
とりあえずむき出しで。使えるようになったらあとでケースに入れるよ。
ジャンパーはJ2はON、J1は左側。COM10で認識された。
リグ側接続は、TXDとRXDを束ねて3.5Φフォーンプラグでぶち込むだけ。
Logger32で認識させてみよう。
こんな感じかな。
ええと、当時のリグのI/Fって、通信速度1200bpsいけるんだっけ?
Logger32にはIC-731専用設定(海外版なのでRadio: IC-735)があるのだが、加えてICOM address(リグの固有アドレス)を入れないと認識されないので注意。IC-731は「04」です。
っしゃー。認識された。これでクリック一発で周波数を飛ばせるようになった。
周波数の読み出しはバッチリだが、モードの読み出し・切り替えがうまく行っていないのが多少謎。ムリなのかもしれない。
余談。
こんなにもボロいリグ(発売から35年近く)で、今時PCとつないで実践的に使ってる方もいまさらいないのか、Web上に情報がほとんどなかった。
割とあっさり動いてくれて、結構うれしがってる僕ガイル。