自作オーディオの方々がIdssで選別してJFETをペア取りする場合は、普通は一個ずつ電流を測って±何%で選別を行っているはず*1だ。
一方高周波の世界では、ペア取りのポリシーが違うのかもしれない。
高木誠利 JJ1GRK著「HFトランシーバメインテナンスガイド アイコム/トリオ(ケンウッド)編」(CQ出版社)には、ゲート接地(GG)アンプでパラに用いるJFETのIdss選別では、少し違うやり方が書かれている。
ペア候補となる2本のJFETのゲートとドレインを繋いでおいて,
- ゲートは2本まとめてアースに落とす
- ソースは別々に47Ωを介してアースに落とす
- まとめて2本のFETにドレインから電圧をかけて、各ソース電圧を測る。
で、ソース電圧値の近いものをペアとするのだそうで。
やってる事はそんなに違わないでしょうけど。面白いもんですね。
*1:ご参考:トランジスタなどの選別やペア組(MHIさん)にとても解り易い説明があります