王侯貴族っぽかったり、”おセンチ”だったりする曲など、39トラックもの収録。
三沢またろう氏や篠崎正嗣ストリングスなど、生楽器が中心でなかなか聴かせる。中身は期待以上*1。
個人的には、実はリコーダー曲がお気に入りで、Tr.2”セラフィールドの朝”とTr.36”アデイルの手紙”は実に聴かせる。そのTr.2はリコーダー→ギター+ピアノ→ストリングスと、美しいメロが紡がれていき、聴き所。
七瀬光さん独特の、女性らしさを感じる素敵な曲が好きな方にはオススメできるかな。僕は好きだけど、アルバム全体としては、人に必ずしもオススメできるわけではない。
音質については、及第点。Mellow Headも随分良くなったねぇ。
ストリングスの分離感が甘いが、高域の抜け、低域の沈み込みは十分あり、聴くに堪える。ギター録りは絶品で、ギターの胴鳴りがよく聴こえる。
贅沢言うと、ピアノのマイキングが高域重視で低域が浅く、少し気に入らない。