「Mo'Bop / Kazumi Watanabe New Electric Trio」(2003, ewe, EWSA-0080)
より、Tr.1”Mo'Bop”。
これはもう、文句なしで現代ジャズの名盤でしょう。
渡辺香津美(わざわざ"EG, E Synth, AG"とクレジットされている)率いるNew Electric Trioの1stアルバム。
ともかく、渡辺氏が熱くエレキやエレアコを弾きまくる。曲の途中で空間系→ファズ→ディストーション→サスティン系などと、がんがんエフェクターを踏み替えながら。渡辺氏の演奏って少々技巧的だったりメロウだったりするイメージを持たれてる方も少なくないような気がするのだが、このトリオで演ってるときは、ともかくホットでパッショネートであることにこだわってる感じ。
渡辺氏のホットな演奏に負けじと、リチャード・ボナ(b)、オラシオ・ヘルナンデス(ds)がハッチャケまくる。全編かっちょいい。彼らのもう凶暴なほどの音楽性に圧倒される。
eweの出すCD(SACDとのハイブリッドです)だけあって、音質は心配御無用。
＃「Mo'Bop」がウケたせいか、「Mo'Bop II」「Mo'Bop III」も作られており、これらもなかなか熱い。
これが思いっきり再生できる環境がほしいなぁ(^^;;;
