で、インテグレーテッドが二台である。まずは順番に一台ずつ聴いた後で、組み合わせて聴いてみようといわれる。
Concentraだけで聴くと、艶やかだが中域が薄い。これに対し、MA2275だけでは管球アンプらしい濃い音なのだが、高域のキレがなく少し中域がモヤモヤする。いずれもケンジントンに合ってない。
そこで、Sさんがオススメの”ConcentraのプリアウトをMA2275のパワーに挿す”と言う、組合せを聴いてみる。ジェフのプリにマッキンのパワー・・・邪道っぽい。しかし聴いてみると・・・鮮烈。Concentraの高域と低域の解像度にMA2275の中域と押し出し感が組み合わされて、中域をベースに見事な音のバランスだ。十二分にケンジントンを駆動し、音楽としても楽しい。KT88-ppマンセー。
しかし敢えて苦言するならば、「Mo’Bop / 渡辺香津美 New Electric Trio」の複雑なドラミングが要求する分解能とトランジェント感はちょっとついて行ってないような気がした。そこは管球アンプゆえの音質と分解能のトレードオフなのだろうか。
ついに濃厚で鮮やかな音が聞けた。すげぇ。うちでもNautilus804をConcentraプリ+管球パワーで聴いてみようかな。いや、そもそもスピーカーをNautilus801クラスに変えないと満足できないかも(^^;;;
