鳴らして愕然。NS10はこんなモコった音じゃない。
なにしろ、僕は大学一年以来10年余のNS10MX使い。音は知っているつもりである。乾いててクラシックには向かないけれど、クリアーで切れ込みのいい高域、実に密閉箱らしい(バスレフのような)ウソ臭くない低域、ともに出ていない。
基本は、耳の高さ程度の高さでかつスピーカーの下が硬い場所に、ゴムシートを介して置くこと。てらじいは難色を示してたが、作業机の机上の両端を強引に占領。
・・・イイ!この音だ。
その場所にそのまま置く。スピーカーネットも外すと音が一皮剥ける。更にスピーカーを少し内振りにしていくと、位相と定位が合ってくる。
あとは高域不足と低域過剰。ここまできたらもう仕方ないので、アンプのトレブルとバスを弄り聴感で合わせこむ。
予想以上にホットでおいしい音で鳴るようになった。しめしめ。