駄目社員はむの日記

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ラノでの主人公の造形 (涼宮ハルヒの憂鬱、の話のようなそうでもないような)

キョンの視点と言葉を借りて三人称でハルヒを描く」
というのは、無責任艦長タイラー(吉岡平による原作の小説の方)でヤマモトの視点を中心にタイラーを描いているのと同様だと思っている。


「周囲からするとエキセントリックで不可解な存在」として主役が存在する場合、書く側にとって見れば、主役が自ら本人の思考過程を解説しパーソナリティをさせさらけ出したりするよりも、巻き込まれている傍観者の言葉で「不思議だ、困った奴だ、スゲー奴だ」と書き続けてった方が種明かしが少ないし、またズルズルと事件の顛末とその時周囲が受けた気持ちをを語らせればいいのだから伝わり易いとは思う。


ラノでは結構見うけられる。二次創作ではやたら多い(汗
#安易でズルイ、逃げているといってしまえばそれまでなのだが・・・
多かれ少なかれそういう狂言回しがいないことにはストーリーが成り立たないのだが、過剰に状況を説明されてしまうのがいいかどうか。