駄目社員はむの日記

USO800 certified.

ホテルチェックアウト。

曇り。学内に入る。

リアル湧水による小川が流れ、残雪と桜花の共存する中央ローンを抜ける。


足元には銀杏のカラ。秋と冬と春を同時に愉しめる。

理学部ローンに腰を下ろす。

昔から僕ここ好きなんだ。


『ローン』(芝生)と称しつつ、イヤミにならない程度の間隔で楡などが植樹されている。ローンの中からはメインストリートを広く見渡せるのに、人通りはとても少ないのだ。観光客はまず入ってこない。


不意に訪れた静けさに目を閉じると、時に鳥の声だけに包まれる。
#こここそがニレの大木がそびえる、まさに「エルムの森」なのである。*1

現場へ。

大型連休に突入したというのに、バンカラな応援団が学部生を引き連れ、太鼓を打ち鳴らしながらメインストリートを闊歩している。
応援団の衣服は昔も今もボロボロ。学部生は全員、聖書か毛語録に見まごう歌集ブックレットを携え、応援歌を練習しながら行列をなす。
伝統は健在。昭和だ。

*1:キャンパス内に点在するシラカンバだが、この林においては排除されている。おかげで過度に人工的に見えない程度に、風景に統一感あるのもいい。