総務省 電波利用ホームページ | 無線設備のスプリアス発射の強度の許容値
件の「平成34年問題」。新スプリアス規制に引っかかるボロいリグや自作機をどう扱うかで、相変わらずすっきりしない憶測ばかりの議論が続いている。
登場人物は、JARD・TSS・総務省だ。
- JARLから分離された経緯のあるJARDは、保証認定後の機器を平成34年以降も使えるよう再認定するという謎の業務「スプリアス確認保証」を始めた。確認されたリグは”有償で”新スプリアス扱いとなる。しかし、昔々のTS-520みたいなスプリアスをガンガン出しそうなのが「スプリアス確認保証」認定対象になっているあたり、かなり胡散臭い。
- 総務省はこのザルの様なスプリアス確認をどう思っているのか。そして一体どうこの制度をアマチュア無線に対して適用し、継続的に運用していくつもりなのか、保証対象機が増え続けるにつけ呆れるばかりである。
- JARDに対し、もう一つの保証認定業務事業会社TSSは、今も普通に保証認定をしてくれる。これは新スプリアス対応となっているのかどうかを明確にしないままに。少なくともJARDで自作無線機の免許を通すのは相当なコストと面倒が発生するが、TSSは昔ながらの書類審査で許してくれる。
- 少なくともJARLが絡むイベント・CQ誌は、「TSSの保証認定なら実は問題ないんですとは絶対言わない。その辺はべったり癒着なのだろう。加えて総通も、TSSの保証認定が新スプリアス後どういう扱いになるのか公式見解を出さない。あれも不安をあおってばかりで罪深い。