駄目社員はむの日記

USO800 certified.

日本無線NBD-520の復活。

520は520でも、JRCのHF機用13.8V 30A安定化電源・NBD-520。
僕が5年ほど前、JRC JST-135HPをFriedrichshafenにて保護した際、オマケで付いてきた。わざわざJRCの純正品電源を買うようなブルジョワはそんなにいないだろうから、この電源、リグよりもさらにユーザーは少ないのではなかろうか?
#HJによると、日本市場で売られたNBD-520Jは定価43500円だったそうです。
前のオーナーによって変な改造がなされているものの、タダでもらったのでありがてぇ。



中を開いてみると、ダイキャストの頑強な筐体に収まっていたのは、なんとまぁ強力なRコアトランスと大容量ブロック電解コンデンサ
磁束漏れが少ないRコアトランスは素敵だが、通常のEIコアタイプのトランスに比べると高コストだ。音質的なメリットによりコスト的な縛りが厳しくない高級オーディオの電源にはしばしば採用されるが、アマチュア用無線機器の電源として使われるのは珍しいんじゃないだろうか。
#や、これオーディオ用電源にしとく??
さすがはプロ仕様メーカー、電源ひとつとっても贅沢な作りですな。

これ世界対応だったんだね。

こいつは帰国後は実家に放置していた。つまりは、220V動作(欧州仕様)のままだ。
ぐぐる先生にあれこれお伺いしたところ、英語マニュアル発見
読んでみると、結線を変えればちゃんと100V動作に簡単に変わる模様。そこで。



220V結線から

100V結線にしてみる。

電源おーん!


電圧チョイ高し。
とはいえこのままでも使えるだろうから、しばらく負荷かけてから電圧を調整しよう。