駄目社員はむの日記

USO800 certified.

通勤電車に揺られていて、ふと。

  • 僕が師匠に出会ったころ、師匠は今の僕と同い年だった。師匠は若くしてその分野を先導し、新任教授として晴れて駅裏大学に着任してきた。師匠は昨春、その研究所の所長になったという。
  • 自分はというと、リスペクトしてやまない師匠が優秀すぎて、同じ土俵で戦うアカデミックから修士で逃亡した。当時のその選択自体は誤りでもなかった、と今でも思う。
  • ただ、当の不肖の弟子は研究で何かを成すでもなく、立身出世を果たすでもなく、相変わらず手に職も専門ももたぬまま、流浪するばかりなのである。

まあ情けなくても、分相応ってことさ。