駄目社員はむの日記

USO800 certified.

Schweizerisches Landesmuseumに入る。

瑞西国立博物館なのかな。とことん瑞西

Admission feeは10CHF。カード不可。これを買うと中にある複数の博物館に入り放題らしい。買ったらシールを渡され、それを胸に貼る。

  • 展示物は歴史がメインだけど、デザイン・硬貨・服飾・工芸・精密機械・銀行まで、なんでもあります。Landesmuseumというだけあって、ともかく瑞西、とことん瑞西。キャプションはドイツ語、フランス語の順で、英語はあるところとないところがある。
  • 歴史は石器時代から現代まで一気に振り返られる。赤い展示スペースで、展示がスタイリッシュなのがいい。
    • 恥ずかしながら瑞西史にフォーカスしたことがなかったので、とても勉強になる。『宗教改革ではZwingliが登場』とか、部分的には頭に入っていても、レビューしたことがない。
    • 大国の間で揺れ動く17歳揺れ動いてきた歴史だったのね。*1こりゃ複雑な地域性を現在に残しても仕方ないなぁ。
  • 瑞西の人物史のコーナーをみてると、瑞西出身と知らない著名人がたくさん。ジャン・ジャック・ルソーオイラー、チソー、いろいろいるんすね。オードリ・ヘップバーンもそうなんすか?
  • SACKMESSER(瑞西のアーミーナイフ)の特別展示。neolithic age〜bronze ageから現代にいたるまでの瑞西での刃物の長い歴史と、あともちろん、Victorinoxなどの全面協力を得て、膨大なアーミーナイフ製品史の展示。うん、アーミーナイフは確かに『瑞西のイイモノ』のアイコンだね。
  • 自分への土産は、アーミーナイフにした。フツーのビクトリはどこでも手に入るけれど、「Schweizerisches Landesmuseumのマーキング」が入った博物館公式バージョン(22CHF)は、結構素敵なんじゃないかな*2。そりゃ、帰りの飛行機では荷物を預ける面倒は増えるけど。

*1:中世ではゲルマン帝国、そのあとフランスになびき、従属した地域・独立を保った地域もばらばら。その後アンシャン・レジームウィーン会議と続くわけですか。

*2:特別展示に合わせてかどうか、そんなもんを用意するVictorinoxの商魂もさすがだが、そんなボッタクリ価格でもない(オリジナルが18CHFぐらいなので)値段で出してる博物館は、なかなか良心的ではある。