ふと気づくと、少し広い広場を過ぎ、更に人の波に流されていくと、トレビの泉。
物心ついてはじめて来た。思いのほかでかかった。ワケ分からないほど人がごった返していた。この辺は余程犯罪が多いのか、警官だらけだった。
そこらの一人でデジカメ構えてるおばちゃんをつかまえて、「僕もあなたの写真取るから、取ってくれないかい?」と、図々しく頼む、
先にカメラを渡すと警戒されなかった。
更にスペイン広場。
もちろんジョゼさんとヘンリエッタたんがんんん、もといっ。ええと、アン王女がジェラートを口に含みながら歩いた、かの有名なスペイン広場、そして階段である。
これもまあまあでかかった。白くて美しいが、会談にベタ座りする観光客で埋め尽くされ、マスゲームが出来そうな程だった。
さて、暗くなってきたしかえろう。
ライティングがほのかに灯る夕闇のローマの小路は確かに素敵であるし、石畳の両脇を埋める小さな店はそれぞれに魅力的だ。
が、暗くなると、犯罪に巻き込まれやすかろう。