映像が芸術であるか否かなどは今更議論する余地など無いにしても、液晶は絵画に匹敵する映像表現の媒体となりうるか(媒体として受容されうるか)、ということもこの特別展のテーマのように感じる。
おなじみ森村泰昌氏による、フェルメールのセルフポートレートの模様を撮影した映像や、千住博氏による”ゆらぐ”森と湖の日本画など、なかなか面白い。
液晶と名乗っているだけあって、もちろん全面協力は地元大阪のシャープ様である。他、エプソンとボーズの協力もあり、映像と音が空間に溶け込み、絶妙な現代美術の尖がった部分をしっかり表現できたインスタレーションだったと思う。楽しめた。
そして、シャープの液晶は、映像表現の媒体として見事だった*1。
折角なので、企画展「コレクション1」もさらりと周る。
*1:寿命を激しく縮める様な過酷な使い方だったのかもだけどね。