正直、かなり健闘。
- IKEMI・・・僕の、基準の音。低域から高域までどっか目立ってたり尖がってたりする音もないんだけど、くどさも付帯音もない適度な描画力と響きを聴かせる、と認識している。
- 4パラファイナル(はむカスタム)・・・重心が低く、低域が濃い目。聴き慣れてないせいか、ちょっとくどい場面も。使ってるコンデンサのせいかも知れないけど、パーカッションやギターの響きが美味しく心地よい。あと、定位の分解能は高め。
4パラDACの音は、基本的に素性がかなりいい。独特のサウンドステージを聞かせる。
IKEMIに比べて一音一音が浮いて来る感じで、定位感がよくてピュアっぽく聴こえる。ただ、代わりに全部の音がエコーがかった付帯音を僅かに伴うのは、DAC自体のクセなのか、音をピュアにしようとしてDACをパラった功罪なのか。
また、昨夜ケーシングのついでにTDA1543のVref抵抗をDALE CMF-55(金属皮膜抵抗)からDALE NS-2B(無誘導巻線抵抗)に変更してしまったが、重心の低さを嫌がるなら、これをCMFに戻した方がいいかもしれない。
まあおんなじ音が二つある必然性もないので、(IKEMIを模倣しまくってみるのも一興だけど)IKEMIとは違う方向性の−たとえば濃い目の−音を目指してみるのも面白いかも。
