駄目社員はむの日記

USO800 certified.

電子書籍あれこれ(2)

読書端末導入時に、「白黒単能機を選ぶ」「カラーWiFi/3G機を選ぶ」あるいは「選ばずPCで済ます」の境界線は

  1. 端末を:文房具と見るか、ガジェットと見るか
  2. 読書スタイルとして:オンラインとオフラインの境界線をどの辺にとるか

に尽きるんじゃないかと思う。

CASE1 作業時に、読みうる文書を入れていつでも見れるようにしておく。

僕の場合、ハンダゴテとかで自作とかする時には、PC内に保存してあるPDFのマニュアルや旧い自作関係の文献をチラ見しながら作業することは多いけど、途中で「あ、このTrってどんなの?」となると結局起動しっぱなしのPCでデータシートのPDFを拾ってきてその場で見ることになる。
こういう使い方だと、オフラインでは困る。とことんオフラインでストイックな白黒端末ではアウトかな。

CASE2 学会で配られるプロシーディングスのPDFを放り込んで、学会中持ち歩く。

これは最近時々見かける。特に今年、PDFのプロシーティングスを放り込んだiPadを持ち込んで、会場で見てる人が多い。ポスターセッションでそういうのを持ち歩いてるのは、クールぶっているだけでもなくて、実際に実用的だと思う。ただ、これだと(人によるだろうけど)年に数回しか活躍の場がないなぁ。それにバッテリーの心配がある。
バッテリーを気にしないのであれば、モノクロ端末が一番だろう。しかしオーラルセッションで少し照明を落とされると、白黒では困る*1。更には、ビジネスカンファレンスだとPDFでプレゼンファイル自体が配られることもあり、白黒だと見るに堪えない代物になっちまう。*2


CASE1, CASE2の使い方であれば、iPadに代表されるバーサタイルなマシンを持ち歩くか、あるいはPCをとことん持ち歩く方がマシかな。

結局僕は、会社の用で外を動き回る場合

データ閲覧用にスレートPCや読書端末を持ち歩くにはいたらず、大容量バッテリーを積んだThinkPadでとことん済ましておる次第。結局PDFや画像の他に、Word/Excel/Powerpointのプレビューができないと微妙にビジネス的な使い方はしずらいし。
#で、テキストを読み書きするだけの場合、最近はPsionでやってます。
「ノートPCが恥ずかしい時代」とやらは、僕には来なさそうです。

*1:電子インク+バックライトでも、視認性はあまりよくない。

*2:現場でCD-ROMやUSBメモリで配られると、結局転送にPCも必要になるという本末転倒感もあるし。