疲れきってるけど、少しだけ「スタジオーネ」を聴く。
どれもいいけど、特にTr.2”ユーフォリア”で窪田ミナさんが弾くベーゼンドルファーの音色、たまらなく良い。
ドルファーはやはり筐体が見事に組まれていてでかい分、箱の鳴り方が深い。天板に反射して出てくる前に十分響きが溜められてる感じ。
#ドルファーは触ったことないけど、慣れないと弾くのが難しいらしいですね。
これに対しスタインウェイ(Tr.5, 8; 妹尾武さん)では、ハンマーが弦を叩いてから筐体へ(深く)広がるまでの時間は比較的短く、そこから天板へと伝わって天板が丁寧に響いてるような感覚。
それぞれ美しい表現だ。これらに比べると、ヤマハのなんと固くて単調なことか。
#複数のピアノが一枚のCDに収まって聴き比べるのも面白いものですね。
しかしながら、オーディオマニアがグダグダ語るような聴感上の残響感やトランジェント感なんてもん(果てはサウンドステージの聴こえ方まで)は、マイキングの出来如何はもちろん、エフェクター(特にコンプリミッターやリヴァーブ)で”どうとでもなっちゃう”ことを不幸にしてバイト時代に知ってしまったため、実際どこまで味付けがされているのかは考えたくもないかもであります(^^;
おやすみ。