駄目社員はむの日記

USO800 certified.

19時半過ぎ。かいしゃのしごと終了。

デスクワークは極力家でやらないポリシーなのだが。


BGM:「Live At Carnegie Hall / Sweet Honey In The Rock」(1992, Flying Fish Records, FF-70106)
1988年に行われた、ソウルフルな黒人オバチャンアカペラグループSweet Honey in the Rockのライブ。以前ピーター・バラカンNHK FMでこのアルバムを紹介し、音楽性・メッセージ性について絶賛していたが、実際聞いてみると納得である。
#僕がSweet Honeyのイニシエーションを受けた音盤だったりする。
ハーモニーは勿論いいが、公民権運動・プロテストソング・ワークソング・黒人霊歌など、African Americanらしいアクが強い選曲もいい。16トラック思いっきり愉しませてくれる。
録音が古い(それにいかにもアナログ録音)ので音質に多くを求めてはいけないが、声域を上手くとらえ、音域を欲張らずに良いバランスをもった自然な録りだ。拍手も含めて不快感がない。
特に、Tr.11”Are My Hands Clean?”が圧巻。シャツの原料(ポリエステルとコットン)がどういう経路で出来るのかを辿っていく事で、”ただブラウスを買っている我々の手は汚れていないのか?”を問う曲。重い。
#貧しい国の貧しい労働者たちの犠牲の下に、我々は豊かな物質社会を生きてるんだよって。


1980年代末のCD録音って、新しいメディアの扱いに慣れていないのにデジタルらしさを生かそうとして失敗し、酷いバランスになっちゃっているものが少なくないと思う。