寝そべる時のBGM:
「Sensus / Cristina Branco」(2003, Decca, V0003225-02)
フィラデルフィアのタワレコで買ってきたもの。
哀愁漂うけど和み系のファド・・・ってジャンル、あるのだろうか？
僕の持ってる勝手な固定観念なのかもしれないが、ファドらしい少々攻撃的なほど荒々しい歌い方(でもそれが聴く者を激しく引き込ませる)とは少し違って、柔らかく歌い上げる感じ。
＃カティア・ゲレイロのような正統ファドっぽさは無い。
これはこれで実に心地よく、少し遠くで聴きながらつい嬉しくなるって感じだ。
ちなみに、音はさすがデッカの録音といった所だろう。ピアノも弦も、勿論ヴォーカルも文句無く、見事破綻なく聴かせてくれる。適度なリヴァーブとコンプの効き方も好ましい。
＃音質の悪さがストレスを与えないからこそ、音楽自体を楽しめるという話もあるが。
例えばTr.4”O meu amor”なんかは音色の異なるフラメンコギター3本とヴォーカルだけなのだが、じーんと聴かせまくる。音道楽やっててよかった。
