駄目社員はむの日記

USO800 certified.

Garmin etrex 30を買ってきた。

というのも、どうにも現用のetrex LEGEND HCxが使用中に突然電源落ちたり、ジョイスティックがヘタってきて動かなくなったり、際どいため。
#2年半余り、僕の闘いに良く付き合ってくれたと思う。

先代とならべる。

ちょい小さくて、ちょい軽い。ともに単3電池x2駆動で、microSDも挿せる。

初期設定

  1. コンパス調整 - マニュアルに従って電子コンパスキャリブレーション
  2. とりあえずOpenStreetMap入りの先代のmicroSDを挿したら、いきなり環境が出来上がった。
  3. Windowsマシン側に、WebUpdaterとUSBドライバをインストール。本体ファームウェアをv2.30にアップデート。

ファーストインプレッション。

  • 操作:手に良く馴染む感触は相変わらず。
    • HCxよりも軽量。そして一回り小さい。大き過ぎず小さすぎず。
    • HCxシリーズは「使いこんでいくと、側面をシールするラバーが外れてベロベロになる」と言う致命的なハードとしての出来の悪さがあったが、それは解決されている。ただし、単3電池のフタがただのプラになって*1、ちょっと強度的に心配かも。
    • 正面のジョイスティックの感触は変わらない。
    • 側面のタクトスイッチの感触は、30の方が良い。HCxはスイッチが重すぎる割にバッグ内で勝手に押されることがあった。
    • HCxよりも画面は狭く解像度が低いが、特に困る気はしなかった。広い画面でタッチパネルが欲しいなら高級機があるだろうからそっちを買えばいいけど、僕の場合出張バッグに入れて出張中どこまでも持って行くので、タッチパネルは壊れる原因となり△。*2
  • 本体ソフトウェア
    • 体感的に圧倒的スペックアップ。描画が速く、いちいちきびきびした感触が小気味よい。etrex HCxシリーズに重たい地図を積んで使っている方なら、間違いなく速さに感動できるはず。
    • GPS+GLONASSの測位性能ハンパない。それに場所予測アルゴリズムがまずまず良くできているのか、窓際ぐらいでもあっさり場所を言い当てやがる。
    • Waypoint登録最大数は、HCxの倍の2000点。欧州内を転々としてる僕には、1000点では足りなかったので。

とりあえず、Legend HCxからウェイポイントをコピーしたいんだけど、MapSourceないと駄目なのかな?

Waypointをetrex LEGEND HCxからetrex30に移す。

Waypoint(979点!)をまるごと移行。
Getting Started with EasyGPS
と言うフリーソフトを使う。Legend HCxも30もちゃんと設定を作れて、ソフトウェア上で

  1. HCxからウェイポイントを落としてきて保存し、ソフト終了
  2. 30と繋いでソフト再起動
  3. 30にウェイポイントを送る

と、etrex 30にまるごとwaypoint*3が移行された。
Free GPS Software - An Up-to-Date List
めもめも。

現時点では:とりあえず、買って満足。

しばらくあちこち持ち歩いて、感触を確かめてみようと思う。
HCxからUIが大幅に変わっているため、操作にちょっとまごつく所はあるけれど、さすが後継機、ソフトもハードもよくこなれていて、従来etrexの弱点をカバーした正統的進化となったと思う。
#HCxシリーズをもっている方が買い替えるにはちょうど良い。


etrex 30は、「廉価で・単3x2本で動き・測位/コンパスがかなり正確で・アウトドア/徒歩用に最適」と、特に文句のつけようがない。*4
ハンディーGPSの新スタンダードになっていくのかもしれないな。

*1:先代はマグネシウム合金で電池を保護するガッチリとしたカバーになっていたのが

*2:アウトドア用途でも、リュックに詰め込むならタッチパネルじゃない方が正解だと思う。

*3:あるいみこの仕事の遺産的なものですが

*4:致命的な欠点は一つもない。これが大事。