八重洲無線の、FT-747GXという80年代末HF機。

以前激安で譲っていただいた八重洲無線のFT-747GXというリグがあり、簡単操作で意外と音が悪くないから気に入っている。
たしか、747の発売は80年代末。
1987年ごろに「私をスキーに連れてって」が流行し、『講習会でアマ無線の免許取って、ゲレンデでトランシーバー!』なノリのライト層を大量に取り込み、局数が100万局を軽々突破してなおも激増したという、まさにハム最盛期の砌である。

747は発売当時実売8万円強ぐらいだった。徹底低コストで設計製造されたまさにローエンド機、当時としては破格に安価なHF機だったのだ。
747は実は快適だ。ただし快適なのは、SSBのみだ。

90年代前半ぐらいまでのHF機の受信部というのは「アップコンバージョンタイプのスーパーヘテロダインで、IFを何段も重ねて選択度と混信除去機能を強化する」というのがトレンドだった。
高級機はトリプルコンバージョンとかになっていたが、何度も周波数変換を行いフィルターを何段も重ねると、受信音がどんどん窮屈になっていく。それに対して低コストのためにシンプルなダブルコンバージョン構成をとった747は、すなおな受信音なのである。
しかし僕の持っている747は、幸いオプションのFMユニットは入っていたが、CW・AM用クリスタルフィルタは入っていない。
SSBを送受信する分には問題ないのだけど、「CW用フィルタ」が入っていないと、CWでの受信帯域が広すぎて混信だらけとなり、運用は地獄になる。また、もしAMラジオ・短波ラジオとして使おうとすると、「AMフィルタ」なしではSSBフィルタで聞く羽目になり、狭帯域すぎて聴けたものではない。
フィルタが刺さっているか否かは、現代的に747を使う上でクリティカルな問題だ。せめてCW運用のためにフィルタは欲しい。
しかし、何十年前に発売されたフィルタはほぼ中古市場にも存在しないか、ないしはプレミアがつきまくっている。
FT-747GXに「純正オプションならざるCWフィルター」を無理矢理挿してみようか?

実は「フランス帰り」の小汚い「XF-8.2M-601」を後生大事に持っていたのだ。
XF-8.2M-601はFT-757GXあたりのオプションで、当時の無線機に多用された定番の8.2MHz IF用CWフィルターだったはず。
10年余り前Clermontの無線系ジャンク市にて、10EURで入手しものだ。おそらくは入手時点で、使ってたリグからの取り外し品だったのだろう。
最近ジャンク箱から発掘した。確か似たような中心周波数だったはずだ。とりあえず挿しちゃえ。
2013-03-02から1日間の記事一覧 - 駄目社員はむの日記
12年も眠らせてたのか・・・
(つづく)