駄目社員はむの日記

USO800 certified.

ええと、飛鳥路ってあるのか?(1) 高松塚古墳、川原寺跡、岡寺。

はじめに:奈良の道歩きは年明け初だ。

しばらくウォーキングはサボっていたが、また月3回ぐらいのペースに戻していきたい。
年初ということで、少し慣れてきた道ではあるが、今日は軽いリカバリもかねて、明日香村〜橿原市ルートを歩き、取りこぼしなどを補完してみることにした。

フローズン高松塚古墳


この周辺について、飛鳥路というフレーズを用いる人もおられるるようだが、かなり怪しいと思っている。
まあ今日はその周辺ってことで、とりあえず「大和路」ならぬ「飛鳥路」を使ってみることにするかな?

0740飛鳥駅下車。



曇り、摂氏-2度。降り立つと、そこらじゅう霜で真っ白だ。
肌を刺す寒さという定型フレーズがあるけど、そんな甘っちょろいものではなかった。痛い。言葉を選べば、「凛とした寒さ」。いやまあ、物は言いようである。

定番ルートをまずは歩く。



国営飛鳥歴史公園内をさんぽ。



高松塚古墳がやはりこの地域の中心だ。なお、氷結していた。

そして、中尾山古墳も気になる。

明日香村周遊ウォーク開始。



鬼の雪隠、鬼の俎、亀石クリア。おいおい人工物だよなこれ・・・

亀やん、ニヨニヨわろとるで。

川原寺跡も寄っておこう。



川原寺跡は、「跡」だけあって一見地味だが、その痕跡だけでも飛鳥文化感ハンパない場所だ。
柱の基礎の部分がそのまま残っている。現代的に想像できる寺の伽藍配置と全然違うのだ。神殿のようだよ?

石舞台地区へ。



興味のない石舞台古墳は適当にスルーして岡寺へ。
参道は軽い山登りだった。

西国三十三所 第七番札所「岡寺」。


400円払って入山。
実に山寺。そして長谷寺の率いる「真言宗豊山派」である。
恥ずかしながら、これほど規模が大きく格調高い寺とは認識していなかった。
元々は「龍蓋寺」(りゅうがい-)という中二病気味なほどにかっこいい寺名だったという。「飛鳥の岡にあるから岡寺」、つまり通称が正式名になったらしいのだ。
ご参考:岡寺の歴史|日本最初やくよけ霊場・西国第七番 岡寺
僧正も含めて、ロマンあふれる伝説がなかなかイイ。




岡寺は、厄除けが売り。ちょうど御祈祷が行われており、美しい声明が境内に響いていた。ゴング片手にセッションしたかったぜ




本堂はもちろん、奥の院弥勒菩薩、宝塔も魅力的。また来よう。
(つづく)