はじめに:奈良の道歩きは年明け初だ。
しばらくウォーキングはサボっていたが、また月3回ぐらいのペースに戻していきたい。
年初ということで、少し慣れてきた道ではあるが、今日は軽いリカバリもかねて、明日香村〜橿原市ルートを歩き、取りこぼしなどを補完してみることにした。
フローズン高松塚古墳
この周辺について、飛鳥路というフレーズを用いる人もおられるるようだが、かなり怪しいと思っている。
まあ今日はその周辺ってことで、とりあえず「大和路」ならぬ「飛鳥路」を使ってみることにするかな?
0740飛鳥駅下車。
曇り、摂氏-2度。降り立つと、そこらじゅう霜で真っ白だ。
肌を刺す寒さという定型フレーズがあるけど、そんな甘っちょろいものではなかった。痛い。言葉を選べば、「凛とした寒さ」。いやまあ、物は言いようである。
明日香村周遊ウォーク開始。
鬼の雪隠、鬼の俎、亀石クリア。おいおい人工物だよなこれ・・・
亀やん、ニヨニヨわろとるで。
川原寺跡も寄っておこう。
川原寺跡は、「跡」だけあって一見地味だが、その痕跡だけでも飛鳥文化感ハンパない場所だ。
柱の基礎の部分がそのまま残っている。現代的に想像できる寺の伽藍配置と全然違うのだ。神殿のようだよ?
石舞台地区へ。
興味のない石舞台古墳は適当にスルーして岡寺へ。
参道は軽い山登りだった。
西国三十三所 第七番札所「岡寺」。
400円払って入山。
実に山寺。そして長谷寺の率いる「真言宗豊山派」である。
恥ずかしながら、これほど規模が大きく格調高い寺とは認識していなかった。
元々は「龍蓋寺」(りゅうがい-)という中二病気味なほどにかっこいい寺名だったという。「飛鳥の岡にあるから岡寺」、つまり通称が正式名になったらしいのだ。
ご参考:岡寺の歴史|日本最初やくよけ霊場・西国第七番 岡寺
僧正も含めて、ロマンあふれる伝説がなかなかイイ。
岡寺は、厄除けが売り。ちょうど御祈祷が行われており、美しい声明が境内に響いていた。ゴング片手にセッションしたかったぜ
本堂はもちろん、奥の院の弥勒菩薩、宝塔も魅力的。また来よう。
(つづく)