駄目社員はむの日記

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京の祭りを愉しむ (※古書です)(のこりごはん)

東山方面へ。

日暮れの時間が少し気にはなるけれど、せっかくの京都だ。少し歩いてみるのもいいだろう。
吉田神社の建つ山からまっすぐ南下していけば平安神宮のはず。

平安神宮に着いた。



平安神宮などと謳っているが、「平安遷都1100年紀」で、実に分かりやすい「天皇&神社の権威づくり」のために明治の中頃創建されたきわめてポリティカルにして歴史の浅い神宮である。外国人にここ何って訊かれたら僕はすごく説明しにくいため、僕が外国人を京都案内する場合にはスルーしている。ということもあってめちゃくちゃ久しぶりだ。



THE 昭和が残っていた!


や、これ何で動いてるんだ・・・

平安神宮を後に。

神宮通りを歩いていくと、東山だ。



花園天皇陵がひっそり存在する。拝所は閉まっていた。
久しぶりなうえに、秋の夕暮れは早い。ライトアップで小銭稼ぎしている寺院以外はどんどんしまっていく時間だ。

東山ざっくり歩き。

ここまで来たらヤケだわさ!ということで東山をぐるり一周。

  • 知恩院の三門スタート。いわずと知れた浄土宗の総本山。三門は既に閉じられている時間だった。桜と紅葉のシーズンはライトアップあったと思うが、今はその寸前。まだ明るいのに残念至極。

  • 円山公園からの、大谷祖廟。薄暮という言葉を意識し始める。アマチュアカメラマンなら腕の見せ所なのだろうが、僕は光の加減などわからない。



  • そして高台寺。ここは少し遅い時間まで営業してそうだ。ここも紅葉のライトアップ公開で定番コースである。1か月後ぐらいには相当にぎわっていることだろう。一度ピークに来たら待機列がすさまじかった。




三年坂からの、清水坂を歩く。いつぶりだよ。



ここらを歩くのなんて、コロナの直近二年半どころではない。何しろコロナ前は来る気が失せるほどの外人パラダイスと化していたのだ。
そして三年坂周辺は、マルチナショナル・マルチリンガル状態を取り戻しつつあった。欧・米・アの多国籍状態だったぜ。もちろん外国人はマスクなんかしていない。ガイジン圧力に屈してマスクを脱ぐ日はまだですか。




清水寺からはだいぶ静かな茶わん坂を降りて帰る。陶器の店が並ぶ。トゥーリスティックでお高いが結構質もいい。

最後に八坂神社。


日が暮れた。
国宝の本殿、有名な舞殿(重文)などを見て回ったら、大体おなか一杯になった。

さいごに。

四条河原町まで歩き、本日のオプショナルツアーも終了。
今日は古本が僕を京都へといざなってくれた。祭りも、東山も、楽しかったよ。