駄目社員はむの日記

USO800 certified.

無線用(中波〜短波用)特化型AC電源フィルター(1) RSMN-2016で作ってみた。

TDK-Lambda RSMN-2016という電源フィルタが、ビックリするほど安かった。

今週はデジットの放出品がACラインフィルタ祭りだったのである。

で、うれしいことにRSMN-2016というフィルタが安かったのだ。
ご参考:
RSMN-2016 : 詳細情報 | EMC対策製品 - 電源ライン用EMCフィルタ | TDK プロダクトセンター
開発秘話 TDK-Lambdaノイズフィルタ Rシリーズ*1

何がうれしいかというと、高減衰な特性だ。

モノは単相AC250V 16Aのフィルタなのだが、コモンモードコイルにアモルファスコアを採用していることが特徴。

ディファレンシャルモード/コモンモードとも、1.0~30MHz、つまりAM放送(BC帯)あたりからアマチュア無線のMF~HF帯で、素晴らしい減衰特性が期待できる。特にローバンド(1.8-7MHz帯)で-60~-80dBだ。加えて高電圧パルスにも強いという。
電源周りから受信機へと侵入するノイズがどれくらいあるのかはわからないけど、もしあるならばかなりバスターできる予感がする。*2
ピュアオーディオマニアだったら、オーディオ帯域位まで効くナノクリスタルコアがいいかもね。


実はこのフィルタ、前々から特性が魅力的で目を付けてはいたのだが、デジットのセールで出てた時でもなお4千円近くして結局手が出なかった。

それが特価1200円なら、間違いなく買いだ。

買ってきた。重いしでかい。


なにしろ350gらしい。やけに重い。
そしてフットプリントが5x13cmもある。げー。
でかすぎて、オーディオ用テーブルタップみたいな小箱に仕込むなんてことができない。

箱に入れてみよう。


件のフィルタ以外、新たに買ったものはない。在庫でなんとかする。

  • ケース - 富士シャーシの270x90x70mm。たぶん数年前のハムシンポでひと山なんぼで買ってきたものだ。きっとご年配な無線家の物置で死蔵されていた年代ものだ。こんなところで日の目を見ようとは。
  • ACコンセント - パナWN1512K。IECジャックも、手持ちを使った。
  • 配線 - 並行2線ケーブルVVFを使い、なるべくファストンや圧着端子でハンダを用いずに配線。



「なんでもできるはずだわそこにあるもので~♪」という古曲を口ずさみながらハンドニブラーでゲシゲシ穴を開けていく。


でーけた。

*1:RSMN = Revolution/単相/アモルファスコア2段/低背タイプ、ということらしい。

*2:や、効果が劇的にあるようだと、困ったノイズ環境ということになるが・・・